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口元の筋肉「舌筋」を鍛える「あいうべ体操」ご存知ですか?
2024年7月2日(火)
みなさん、こんにちは。
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院です。みなさんは、『あいうべ体操』という、舌の筋肉「舌筋」をはじめ口元の筋肉を鍛えられる体操をご存じでしょうか?
聞いたことある方は、『あいうべ体操』の正しいやり方を知っていますか?
〈あいうべ体操のやり方〉
あいうべ体操は「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と口を動かすだけの簡単な体操です。
声は出しても出さなくてもかまいません。
口をしっかりと大きく動かすのがポイントです。
10回を1セットとして、1日3セット行うと効果的と言われております。
行うタイミングは歯磨きの後や就寝前がおすすめです。
はじめは疲れたり、筋肉痛が出たりしますので、慣れるまでは2〜3回に分けた方が続けやすいかもしれません。
〈あいうべ体操の効果〉
口呼吸の予防・改善です!
正しい舌の位置は上あごのくぼみにピッタリとくっついている状態です。
正しい舌の位置のことを「スポット」といいます。
ところが、舌の筋肉が衰えると位置は下に下がってしまいます。
舌の位置が下に下がってしまうとポカンと口が開きやすくなってしまうのです。
あいうべ体操を行うことで口周りや舌の筋肉が鍛えられ、舌が正しい位置にくると自然と鼻呼吸になり口呼吸やポカン口の改善に繋がります。
☆口呼吸をやめることによる効果
・虫歯や歯周病のリスク低下
・いびき改善
・口臭やドライマウスの改善
・歯並びの改善
ここでポイント!
口呼吸は歯並びにも影響を及ぼします。
口が開きっぱなしになっていると下顎が常に下がっていることになり、同時に舌の位置も下がり口周りの筋肉が発達しません。
成長期に鼻を使わず口呼吸をする習慣が付いてしまうと、上の歯がきれいに並ぶスペースが不足し、歯がぎゅうぎゅう詰めになってしまう可能性があるため、結果として将来の歯並びにも影響していきます。
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院では、お子さまの定期検診の時に『リットレメーター』を使用しております。
(口腔機能発達不全症のお子さまが対象になります)
『リットレメーター』とは、口唇閉鎖力を測定できるものです。
あいうべ体操を継続していくと、だんだんお口の周りの力が鍛えられていくので、リットレメーターの数値も上がることが期待できます。
定期検診の時に一緒に確認していきましょう!
あいうべ体操はとても簡単でいつでもどこでも取り組むことができるトレーニングです。
日常に取り入れて継続していくことが大切になってきます。
是非ご自宅などでチャレンジしてみてください♪
引用:
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お口の機能や発達を改善 歯科医院でのトレーニングのメリット
2024年6月7日(金)
◆「口腔機能発達不全症」とは
「口腔機能発達不全症」という言葉を耳にしたことはありますか?
簡単に説明すると、正しい姿勢+食べる、飲み込む、呼吸する、話す等のお口の機能が十分に発達していない状態のことをいいます。
それによりどのようなことが起こるかというと、むし歯のリスクが上がる、歯並びが悪くなる、口呼吸になる、睡眠が悪くなる、ADHD的症状が出る等のことが挙げられます。
お口の機能が低下しているということは、お口の健康や姿勢、集中力の低下、お顔の印象など、様々な影響を引き起こす可能性があります。
以前もお伝えしたように、「加齢による口腔機能の変化のイメージ図」を見ていただくと、生涯の健康のための基礎は小児期に築かれ、年齢と共に口腔機能が下降していくことがわかるかと思います。
よろしければ前回のブログもご参照ください。
https://www.nijiiro-shika.jp/blog/post/2827/
➡歯科医院でのトレーニングにより、お子さまのお口の機能を向上し、成長や発達に伴う改善を目指していきませんか?
◆「口腔機能発達不全症」に当てはまる?
・お口がポカンと開いている
・食べこぼすことが多い
・鼻呼吸ではなく口で呼吸をしている
・滑舌が良くない
これらに当てはまることがあれば、「口腔機能発達不全症」の可能性があります。
お子さんのお口の機能や成長、発達が気になる方は、当院のスタッフにご相談ください。
「口腔機能発達不全症」は小児期からのトレーニングで改善でき、機能発達の促進を期待できます。
例えば、親子一緒にできる遊びのような舌のトレーニングは、とても有効ですよ。
◆トレーニングのゴールは?
このトレーニングの最終的な着地点は何かというと、歯並びをよくしたり、正しい噛み合わせを求めるものではありません。
トレーニングを行うことで、正しい舌の使い方を身につけ、食べる、話す等の機能面を発達させていくことが理想的です。
トレーニングは楽しく長く続けることがポイントです。
少しずつコツコツ続けることで、効果を感じてみてくださいね。
大人になってからも、遅いことはありません。
お口の機能を鍛えることで、いつまでも若々しくいたいものです。
親子でお口周りの機能を正しく保っていきましょう。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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アマルガムとは?~適正な歯科治療の選択を~
2024年5月15日(水)
アマルガムとは?
アマルガムは、歯科用水銀アマルガムの略で、水銀を含む金属合金のことです。
主な成分は、水銀50%、銀35%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛からできています。
アマルガムは抗菌性が高く、治療後に再び虫歯ができにくいという理由からも、以前は歯科医院で一般的に使用されていました。
また、柔らかい素材で歯の穴に密着しやすく、充填後は強度が増すため、長持ちする利点もあります。
ただし、水銀の安全性への懸念から、日本では2016年に保険適用外となりました。
アマルガムが体内に与える影響
アマルガムは、最初は「安全で耐久性が高い」と考えられていましたが、実際には口の中で劣化し、腐食していきます。
アマルガムは、微細な刺激で気化し、劣化すると水銀を含む蒸気が発生し、体内に吸収されます。
この水銀は他の歯科金属と同様にアレルギー反応を引き起こし、血液を通じて全身に広がり、さまざまな症状を引き起こす可能性があるのです。
水銀は非常に有毒のため、口内炎、歯肉炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、頭痛、めまい、不眠症、感覚異常、免疫性疾患などの症状が現れる可能性があります。
世界的にみるアマルガム規制の現状
また、アマルガムには、不妊の原因となる可能性や胎児や母乳に影響を及ぼす恐れがあるとの報告もされています。
そのため、1980年代から1990年代にかけて、スウェーデンやイギリスでは、妊婦にアマルガムを適用しないよう注意が喚起されました。
デンマークやイギリスでは、妊婦を含む全ての患者に対してアマルガムの使用が禁止され、水銀を使用しない新しい歯科材料が普及し、世界的にアマルガムの規制が進んでいます。
このようにアマルガムの使用は減少傾向にありますが、一部地域ではまだ使用されているところもあります。
先述しましたが、日本では2016年4月に保険適用から外れたため、現在、アマルガムはほとんど使用されていません。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院での取り組み
歯科のつめ物や被せ物の素材開発や治療技術は進化しており、金属以外の白い素材を使用することが可能です。
保険適用の範囲では、歯科用プラスチックが一般的に使用され、保険適用外では、オールセラミックやジルコニアなどの素材が選択肢として使用されているのが現状です。
これらの素材は見た目が自然であり、かつ耐久性や安全性にも優れています。
当院では、セラミックなどの体に優しい素材を使い、自然で綺麗な白色の詰め物・被せ物を取り扱っています。
天然歯のように自然な見た目を再現でき、金属を使わずに治療ができるので、金属アレルギーや、歯肉が変色する心配がありません。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院では、全ての患者様に安心で安全な歯科医療サービスを提供するため、徹底した衛生管理を行っています。
ご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。
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お口の健康が重要!糖尿病との密接な関係
2024年4月30日(火)
こんにちは♪
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院です。
皆さんは、普段どれだけ意識してお口のケアを行っていますか?
お口のケアは、むし歯の予防や歯周病の予防のためにももちろん大切ですが、それだけではありません。
お口の健康は、身体全体の健康に大きく影響を及ぼします。
特に、糖尿病とお口の健康には密接な繋がりがあることはご存じでしょうか?
歯周病はお口が汚れているとお口の中に存在する細菌が増殖し歯垢(プラーク)を形成する感染症です。
歯周病を放置しておくと血糖値が上昇したり、心筋梗塞、脳梗塞、肥満、早産や低体重時出産などにも影響を与えることが報告されています。
また、歯周病と糖尿病は双方向の関係があり、糖尿病患者は歯周病にかかりやすく、逆に歯周病を治療することで血糖値が改善されることも報告されています。
これは、歯周病の治療を受けることで血糖値を上げる原因の悪玉ホルモンを抑制できるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを促進することができるといわれているからです。お口の健康を維持することは、糖尿病だけでなく様々な全身疾患の予防にも繋がるため、歯科医院で定期的にお口の中をチェックしてもらいましょうね。
年齢を重ねても自分の歯でおいしく食事ができたらどんなに素敵なことでしょう。
健康なお口から始まる楽しい食生活を目指しましょう!にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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シーラントで未来の歯を守りましょう
2024年4月17日(水)
皆さま、こんにちは。
桜の新緑も鮮やかになり、風が心地よい季節になりましたね。
4月も半ばを過ぎましたが、新年度の慌ただしさも少し落ち着き、新生活に慣れてきた頃でしょうか。
今回は、歯の健康を守る方法の1つであるシーラント治療についてご紹介いたします。
笑顔の絶えない季節に、歯も健やかに保ちましょう。
シーラント治療とは
むし歯予防のための処置です。
元々ある歯の溝に樹脂を流して埋めることで、溝からのむし歯を予防する方法です。
萌出したばかりの歯の質がまだ弱い歯に行うのがおすすめです。シーラントが必要な理由
深い溝には食べカスや細菌が入りやすく、歯ブラシなどでは簡単に取り除くことが出来ない場所になるため、むし歯が発生するリスクが非常に高いからです。シーラントのメリット
①シーラント材に含まれてるフッ化物がじわーと歯に浸透し、歯の再石灰化を促進します。
②歯の溝がシーラント材で塞がれるので、歯ブラシも当たりやすく汚れが溜まりにくくなります。
③歯を削らないため痛みはありません。シーラントのデメリット
シーラントが取れてしまうことがあります。シーラント治療は樹脂を流して固めているだけなので、通常の詰め物より取れやすくなっています。
何度でも治療することが出来ますので、早めに歯科医院に受診しましょう!
また、定期的にシーラントがとれていないか、他にむし歯がないかを定期的に検診に来てください。まとめ
シーラントはむし歯予防に効果的な処置です。
また、様々な器具を使用するため歯医者さんに慣れる練習にも最適です。
気になる方はぜひご相談ください。にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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詰め物・被せ物について
2024年4月2日(火)
早くも4月が始まり、一気に春の陽気を感じる季節になりましたね🌸
春の訪れと共に歯科治療の選択肢を知ることで、新しい季節を健やかにスタートしましょう。
そんな今回は、詰め物と被せ物についてご紹介します。
詰め物は、小さなむし歯を削り、穴が開いた場所を補うために行います。
これは歯科用語で「インレー」と呼びます。 被せ物はむし歯の進行が大きく、歯の神経を取る処置を行ったり、むし歯で失った部分が 大きい場合に行います。
歯科用語では「クラウン」と呼びます。
◎詰め物・被せ物の種類と特徴 詰め物・被せ物の種類は、主に金属・プラスチック・セラミックに分けられます。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、ご自身の希望や予算に合わせて選ぶことが大切です。
◎保険と自費の「被せ物」の違い保険治療の被せ物は、すべて金属でできたものか、CAD/CAM冠というプラスチック製のものになります。(前歯の場合は金属の前面にプラスチックを貼り付けたものもあります。)
プラスチックは経年劣化によって周囲の水分を吸収して変色を起こしたり、それによって 脆くなったりする場合があります。
金属も経年劣化があります。
経年劣化によって起こるプラスチックの変色は白くすることはできず、唯一の改善方法としては被せ物の作り直しとなってしまいます。
一方、自費の被せ物は様々な種類がありますが、いずれも吸水や経年劣化を起こししにくく、セラミックの場合は見た目も透明感があり天然の歯と見分けがつきにくいものとなります。
被せ物を作り直す際には歯を再度削らなくてはなりません。
将来的にご自身の歯を長期に 渡り守るためには自費治療での被せ物がおすすめと言えます。
以下に当院で扱っている主な材料の特性を挙げますので、ご参考にしてくださいね。
●自費セラミック e–max
・透明感のある自然な質感
・金属アレルギーにならない
・硬すぎないため、自分の歯を傷めにくい
・歯と強く接着するため、むし歯になりにくい
●自費セラミック ジルコニア
・天然歯に限りなく近い質感
・金属アレルギーにならない
・強度と耐久性が高い
・歯と強く接着するため、むし歯になりにくい
◎セラミックの治療はむし歯が再発しにくい詰め物や被せ物の治療をした後は、隙間から菌が侵入して再度むし歯になるリスクがあります。
セラミックは接着剤(レジンセメント)を介して化学的に歯と強く接着するため、そのリスクが少ない点もメリットです。
細菌が入り込みにくいので他の材料に比べてむし歯の再発リスクが低くなります。
変色もしにくく汚れが付きにくいため、お口の中を清潔に保ちやすいです。
●自費金属 ゴールド(18金)
・75%が金の金合金、ゴールド色
・金属アレルギーになりにくい
・歯に負担が少なく耐久性に優れているため奥歯におすすめ
・適合精度が良いため2次むし歯になる可能性が低い
●保険プラスチック CAD/CAM
・白色なので銀歯よりも目立ちにくい
・金属アレルギーにならない
・強い力がかかると割れたり外れることがある
・細菌が付着しやすいため2次むし歯のリスクがある
●保険金属 金銀パラジウム合金
・金、パラジウム、銅などを含む銀合金、シルバー色
・金属成分が溶け出すため金属アレルギーになる可能性がある
・金属なので割れにくい
・経年劣化で変形して2次むし歯になる可能性がある
どちらの詰め物・被せ物にもメリット・デメリットがあり、最適な治療法は患者さんそれぞれのご希望によっても異なってきます。
お悩みの方はお気軽に当院までご相談ください。
丁寧にカウンセリングをした上で、患者さんに合う治療法をご提案いたします。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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成長発育に応じたお口のトレーニングで、全身の健康を目指しましょう【後編】
2024年3月18日(月)
前歯で自ら噛むという行為は、意外と小さいお子さんには難しいことをご存知でしょうか。
小さく切ったものばかりだと、噛む練習ができず上手に飲むこともできなくなります。
適切な一口量がわからず、お口の中に沢山の食べ物を詰め込みすぎてしまうということはよくあることです。
かじり取る行為を繰り返すことで、お子さんは自ら適切な一口量を学んでいくことができるそうですよ。
前歯でカブッとかじり取ることにより、前歯に刺激を与え、顎にも刺激加わり、顎の発達を促してくれます。
正しい顎の成長は、全身の健康へ繋がります。
顎が正しく成長することにより、鼻の通り道を確保することができ、心肺機能を促進してくれます。
また、お口周りの成長は、顔や首の骨格の発達を促し、全身の機能や骨格の発育に繋がり、身体が成長することで、内臓の位置が適切になり、その機能も向上していくといわれています。
お子さんが健康に成長するためには、口周りの発達が重要だということですね。
乳幼児期・学齢期の口腔機能は、成長と共に常に変化していきます。
「加齢による口腔機能の変化のイメージ図」を見ていただけたらわかるように、生涯の健康のための基礎は、小児期に築かれます。
現在、高齢者人口の増加により、高齢期に口腔機能が低下すると、咀嚼が困難になり栄養不良になってしまい、フレイルや誤嚥のリスクが高まるというニュースを耳にするかと思います。
健康な生活を維持するためには、小児期に適切な水準まで口腔機能を発達させることが重要になってきます。
舌の動きや位置、唇の筋力、咀嚼や発音、そして姿勢などに焦点を当てたトレーニングを行うことで、歯並びや口の健康を改善することができます。
将来考えられるトラブルを未然に予防するためには、口の使い方を改善していきましょう。
そのためにも当院では、お子さんにどのような舌癖があり、どこの筋肉が弱いかなどを判断した上で、様々なアプローチに取り組んでいます。
低年齢のお子様から行える楽しいお口のトレーニングにより、健やかな成長をサポートしたいと考えています。
効果には個人差はありますが、トレーニングを親子間のコミュニケーションの1つとして捉えてみてください。
お子さまの変化や効果を実感していくことで、楽しく取り組むことができるよう、専門の歯科衛生士が様々なプログラムをご用意しております。
お口のトレーニングにご興味のある方は、にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院まで、お気軽にお問い合わせください。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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成長発育に応じたお口のトレーニングで、全身の健康を目指しましょう【前編】
2024年2月29日(木)
最近では、むし歯や歯周病の「予防」意識が広まってきています。
検診の際などに、お子さんのむし歯が少なくなっていることにも気がつきますが、一方でお子さまの噛み合わせや歯並びの問題が増えていることも事実です。
そこで、当院ではお子さまの不正歯列や不正咬合を防ぐためにもお口のトレーニングに取り組むことにしました。
特に注意すべき点は、「口呼吸」です。
口呼吸をしているお子さまほど、歯並びが悪くなりやすい傾向があることをご存知でしょうか?
この問題を解決するために、マウスピース型の器具を使用することが近年では広まっていますが、当院では、「口呼吸の原因は何か?」という根本的な視点に着目し、その改善をはかることに力を入れています。
口呼吸の原因はいくつかあります。
そもそも低年齢のお子さまの鼻腔は小さいため、多くの酸素を取り入れようとすると自然に口呼吸になりやすいのです。
それが習慣化されてしまい、ポカン口になりやすくなっていると言われています。
また、これからの季節は花粉飛散量も多くなり、花粉症をお持ちのお子さまは鼻が詰まってしまい、普段よりも口呼吸になりやすいかとも思います。
辛い季節ですね。
歯科的な観点で、口を常に開けているとどのようなことが起こるかというと、顎の成長や歯並びに悪い影響を与える可能性が出てきます。
お口の中が乾燥すると汚れがつきやすくなってしまうため、歯茎の炎症、歯周炎や虫歯、口臭の原因にもなってしまいます。
現代人は食事にかける時間が短くなり、軟らかい食べ物を好むようになったことも相まり、噛む回数が減ると同時に、噛む力も弱くなってきています。
そうなってしまうと、口の周りの筋肉が発達せず、未来人は顎が小さくなっているともいわれています。
「お子さまは、前歯でガブッとかじり取ることはできていますか?」
次回はこのテーマに関してお話をしていきたいと思います。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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Floss or Die(フロス オア ダイ)
2023年7月18日(火)
皆さんは『Floss or Die(フロス オア ダイ)』という言葉、聞いたことありますか?
アメリカにはこのような言葉があるそうです。
「フロスをしますか?それとも…死にますか?」
これは数年前、私が歯科衛生士として治療の補助をしている際、先生が患者さんに話しかけている言葉でした。
その時は、心の中で「(なんて大袈裟なっ…)」と思いました。
フロスが大切ということは勿論知っていましたが、そこまで大袈裟に言うなんて…と感じたのです。けれど、あとから調べてみるとアメリカでは常識的なことだと分かりました。
アメリカでは歯科治療に保険はききませんので、予防の精神が日本とは桁違いなはずです。歯科衛生士となり長いですがまだまだ知ることが多いなと感じた日でした。
そもそもフロスとは?
歯と歯の間の汚れ(歯垢)は食べかすだけではなく細菌のかたまりで歯ブラシだけではとりきれません。
それを取るにはフロスが必要になってきます。(以下、ライオンさんより引用 https://www.lion-dent-health.or.jp/labo/article/tool/03.htm)
患者さんには日頃「フロスは毎日してください」とお伝えしています。
ですが、「面倒くさい…なかなか習慣つかない…」そんな方が多いです。
私もそうです。最終目標は朝昼夜、食べたら磨く。食べたらフロスする。
虫歯予防、歯肉炎・歯周病予防のために
最初の一歩として
毎晩寝る前の歯磨きに加え
フロスをするよう挑戦してみましょう!