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緑茶の中にフッ素?虫歯予防に有効な理由
2023年9月25日(月)
こんにちは!まだまだ暑い日が続きますが、皆さんは水分を積極的にとっていますか?
夏の暑さで体調を崩しやすい季節ですが、適切な水分補給は健康を維持するために欠かせません。ミネラルウォーターや麦茶・緑茶など、こまめに摂るようにしましょう。
先日、街を歩いているととあるポスターを見かけました。それにはごくごく普通の「暑い季節に冷たい緑茶を!」のような見出しだったのですが、下の方に”緑茶にはフッ素が入っています” と書いてありました。
なので今回は、歯と緑茶の関係について探ってみたいと思います。
歯と緑茶の関係
緑茶は、その多くの健康効果で知られていますが、歯の健康にも影響があるようです。
その秘密は、冒頭にお話ししました、緑茶に含まれる『フッ素』です!
フッ素がどのくらい入っているか
一般的な緑茶のフッ素含有量は、約0.2〜0.5ミリグラム(mg)が1リットルあたりに含まれています。したがって、コップ150mlの緑茶には約0.03〜0.075ミリグラムのフッ素が含まれると言えます。(※緑茶の種類によってその量はかわります)
余談ですが、フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防に役立つ成分です☆
結局虫歯予防になるのか?
緑茶に含まれるフッ素は、歯のエナメル質を強化するのに役立つため、適切な摂取量であれば虫歯の予防に効果的です。しかし、過剰摂取は逆効果となる可能性があり、歯に緑茶の色素が沈着することもあります。
適度な量で楽しむことが重要となります。
また、虫歯予防には日常的な歯磨きやフッ素入りの歯磨き粉の使用も欠かせません。
緑茶は美味しく、健康に良い飲み物ですが、歯の健康にも一定の役割を果たすことがわかりました。
しかし、正しい日々のケアと定期的な歯科検診を怠らないことが、健康な歯を維持するために不可欠です。緑茶を楽しむ際には、その効果を最大限に引き出すために、適切な歯のケアも忘れずに行いましょう。
暑い季節に緑茶を楽しむことで、歯と健康に良い習慣を身につけましょう!
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唇を噛んでしまう自分にサヨナラ!
2023年9月11日(月)
噛み合わせの問題も原因の一つでもある、唇を噛んでしまうこと。
これは、多くの人が抱える悩みでもあるのではないのでしょうか。
今回は、唇だけではなく、頬や舌を噛んでしまう方へ、アドバイスを交えてお話をしたいと思います。
唇を噛んでしまい、口周りの皮膚が損傷を受け、場合によっては炎症や痛みが生じてしまうという経験はありませんか?
また、傷があると不快感だけでなく、再度噛まないかと不安になり、いつも通りの食事が取りにくいなどの弊害もあるのではないでしょうか。
さらに重度の場合、出血や感染症のリスクもありますので、なるべく早めの対処が必要になります。
唇をよく噛んでしまうと感じている方は、ご自身のその癖を見て見ぬふりをせず、適切な対策をとるようにしていきましょう。
では、そもそも唇や頬、舌を噛む行為は、なぜ起きるのでしょうか。
■体調不良やストレス
■口腔内の筋肉のたるみにより咬む回数が減る
■歯の治療や抜歯等によりによる口腔環境の変化により、歯と口の運動がうまくいかない
■顎関節症により、顎のズレがおきている
他にも原因はいろいろありますが、主なものは上記になるでしょう。
また、中でも多くの場合は、ストレスや不安、緊張などの心理的な要因によって引き起こされると言われています。
体調が不安定でストレスをためている状態が続くと、顎関節の動きが通常と異なる動きをすることがあります。
では次に、唇を噛んでしまう方への対処法を踏まえたアドバイスをいくつかご紹介します。
■ストレス管理
唇を噛む行為は、ストレスのサインかもしれません。
常日頃から、何かと無理をされていませんか?
ご自身に合ったリラクゼーション方法を試してみましょう。
深呼吸、ストレッチ、ヨガなどの方法が効果的です。また、ストレスの発散法として、趣味や運動を取り入れることもオススメです。
■正しい姿勢と噛み合わせの確認
唇を噛む癖は、誤った姿勢や噛み合わせが関係していることがあることをご存知でしょうか。
姿勢を正しい形に保つことで、口腔のバランスが改善され、唇を噛む癖も軽減される場合もあります。
必要に応じて、歯科医院にいらしてみてくださいね。
■習慣の変容
習慣化している行動や癖を変えるには、ある程度の時間と忍耐力が必要です。自分が唇を噛んでる瞬間に気づいたら、意識的に唇を手で覆ったり、別の口腔習慣に置き換えたりすることを試してみてください。
継続的な努力と意識の向上を通じて、癖を改善することができます。
■リップケア
唇を噛んでしまうと、唇の乾燥や荒れを引き起こしてしまうことがあります。
適度なリップケアを行うことで、唇の健康を保ち、唇を噛む癖を軽減することができます。
冬場だけでなく、保湿効果のあるリップクリームやリップバームを定期的に使用し、唇を保護していきましょう。
気付いたら唇を噛んでしまうことがあったかも、、と感じた方は、先述した中から、まずは自分に合う対処法を試してみてください。
そのまま放置していると、唇の損傷や痛みが悪化するだけでなく、精神的なストレスが増えてしまうこともあります。
なかなか改善しない場合や、唇や口腔に異常を感じる場合、一度当院まで相談にいらしてください。
歯科の視点からのアドバイスや、適切な治療方法を提案させていただきますので、癖の改善と口腔健康の向上に繋がるかもしれません。
なお、具体的な治療方法は、症状や個々の状況によって異なり一概にはお伝えできませんが、口腔内を検査し、唇の噛み痕や原因をお伝えできればと思います。
私たちも歯科的な立場からサポートをさせていただきますので、早めの対応で、健康的な口元を取り戻していきましょう。