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金属アレルギーと歯科治療 〜メタルフリー修復への移行〜
2025年4月15日(火)
近年、金属アレルギーのリスクが注目され、歯科治療でもメタルフリー修復が世界的なトレンドとなっています。特にドイツやスウェーデンでは、金属を使わないセラミック治療が普及し、日本でもその流れが加速しています。
当院では、より安全で長持ちする治療を提供するため、マイクロスコープを活用した精密なメタルフリー治療を行っています。
なぜメタルフリー治療が重要なのか?
従来の歯科治療では、銀歯(パラジウム合金)や金属製の土台が一般的でしたが、以下のリスクが指摘されています。
1.金属アレルギーの発症
金属が体内に溶け出し、皮膚炎や倦怠感などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。2.歯ぐきの黒ずみ
金属の溶出によって歯ぐきが黒くなることがあり、審美性が損なわれます。3.審美的な違和感
金属の詰め物や被せ物は光を透過しないため、天然歯と比べて違和感が出やすいです。このような理由から、セラミックやジルコニアを使用したメタルフリー治療が推奨されています。
マイクロスコープを活用した精密な治療
当院では、マイクロスコープを活用し、肉眼では確認できない細部まで精密に診断・治療を行っています。これにより、以下のようなメリットが得られます。
✅ 最小限の削りで歯を守る
健康な歯質をできるだけ残し、歯の寿命を延ばします。✅ 適合精度の向上
被せ物や詰め物のフィット感が向上し、むし歯の再発リスクを軽減します。✅ 治療後のトラブルを減少
精密な治療により、かみ合わせの違和感や詰め物の隙間による細菌侵入を防ぎます。当院の取り組み
ドイツやスウェーデンの歯科医療では、生体に優しい材料と精密な治療が標準となりつつあります。
当院でも、マイクロスコープを駆使したメタルフリー治療を提供し、患者様により安全で快適な治療を届けることを目指しています。
金属アレルギーが気になる方、より審美的な治療を希望される方は、ぜひ一度ご相談ください。
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砂糖の摂取量とむし歯の関係~現代人が摂りすぎている甘いリスク~
2025年3月21日(金)
「お砂糖の摂り過ぎはむし歯の原因になる」ということは、多くの方がご存じかと思います。ですが、実際にどのくらいの量を摂っているか、意識したことはありますか?
日本人の1日あたりの砂糖摂取量は、明治時代初期では5.4gだったのに対し、2004年には54gと、10倍にも増えています。これはスティックシュガー(3g)で約18本分、白砂糖では大さじ6杯分に相当します。
特に1974年には砂糖の消費がピークを迎え、1日あたりの摂取量が70.1gに達し、その当時の6歳児の97%がむし歯を抱えていたというデータもあります。
現在は予防意識が高まり、6歳児のむし歯の割合は45.5%まで減少しましたが、それでもまだ多くの子どもがむし歯になっています。
砂糖の摂取量が多い国としてアメリカが挙げられます。
アメリカでは一人当たり1日67.5gの砂糖を摂取しているとされ、実際には100g以上に達しているという説もあります。その影響で、糖尿病患者・予備軍の数は1億人を超え、国民の3人に1人がリスクを抱えている状況です。
世界的に推奨されている砂糖の摂取基準は1日25gですが、普段何気なく口にしている食品には、多くの砂糖が含まれています。
例えば、
✅ ケーキ1切れ:約20~25g
✅ 板チョコ1枚(50g):約25g
✅ 菓子パン1個:約15~20g
✅ コーラ(500ml):約50~60g特に清涼飲料水は砂糖の含有量が高く、飲みすぎは肥満・糖尿病・むし歯・心血管疾患などのリスクを高めるといわれています。
そのため、低糖や無糖の選択、子どもの食育を通じて、摂取量を意識することが大切です。
当院では、マイクロスコープを用いた精密治療を行い、むし歯の早期発見や、精度の高い詰め物・被せ物の治療に力を入れています。
しかし、最も大切なのはむし歯をつくらないこと!!🦷✨
日々の食生活を見直し、糖分の摂取を適量に抑えることで、大切な歯を守ることができます。気になることがあれば、ぜひマイクロスコープセラミック歯科医院までお気軽にご相談ください。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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春の花粉症とお口の健康 〜マイクロスコープで精密診断〜
2025年3月8日(土)
3月に入り、暖かい日が増えてきましたね。
しかし、同時に花粉症の季節でもあります。
毎年、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされる方も多いのではないでしょうか😢
実は、花粉症はお口の健康にも影響を与えることをご存じですか?
花粉症の症状や薬の影響で、口の中が乾燥(ドライマウス)しやすくなることが知られています。唾液にはむし歯や歯周病を防ぐ作用がありますが、唾液の分泌が減ると細菌が繁殖しやすくなり、口腔トラブルが増える原因に。
さらに、鼻詰まりによる口呼吸が続くと、歯ぐきの炎症や口臭のリスクも高まります。
この時期だからこそ、お口の健康を守るための対策が重要です!
当院では、マイクロスコープを活用した精密な診断・治療を行い、患者様のお口の健康を守ります。
花粉症シーズンのお口のトラブルと対策
✅ むし歯・歯周病のリスク増加 → 定期検診で予防を
口が乾くと、細菌が増えやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが上がります。マイクロスコープを使った精密な検査で、目に見えない初期のトラブルを早期発見し、悪化を防ぎます。
✅ 詰め物・被せ物の不具合が気になる → 精密な調整を
口呼吸が増えると、歯ぐきが腫れやすくなり、詰め物や被せ物の違和感が出やすくなります。マイクロスコープを用いてわずかなズレや隙間も確認でき、よりフィットした修復治療が可能です。
✅ 歯の食いしばり・知覚過敏 → かみ合わせのチェックを
花粉症によるストレスで食いしばりが強くなり、歯に負担がかかることがあります。歯に細かい亀裂が入ると、知覚過敏が悪化することも。
マイクロスコープを使って、歯の微細なヒビや摩耗をチェックし、適切な対策を行います。
✅ 口臭が気になる → 歯ぐきの奥まで徹底クリーニング
口呼吸が続くと、口臭が強くなることがあります。マイクロスコープを使った精密なクリーニングで、歯ぐきの奥の歯石や細菌をしっかり除去し、健康的な口腔環境を保ちます。
春こそ、お口の健康を見直すチャンス!
花粉症の影響を受けやすいこの季節こそ、お口の健康を守るための対策が必要です。
「最近、口が乾く」「歯ぐきが腫れやすい」「むし歯が増えた気がする」など、気になる症状がある方は、早めのチェックをおすすめします。
当院では、マイクロスコープを活用した精密な診断・治療を行い、皆さまの歯とお口の健康をしっかりサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください♪
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【歯医者の電話予約が不安な方へ】ネット予約ならもっと簡単・安心!
2025年2月19日(水)
「歯医者に電話するのって緊張する…」
「何を伝えたらいいのか分からない」そんな不安を感じたことはありませんか?初めてのクリニックや忙しい日常の中で、電話をかけるのが負担になることもありますよね。
当院では、24時間いつでも利用できるネット予約もご用意しています。
今回は、電話予約とネット予約の両方のポイントをお伝えしながら、より気軽に予約できる方法をご紹介します。
1. 電話予約をする場合のポイント
電話予約の場合、以下の情報をお伝えいただくとスムーズです。
1️⃣ お名前(フルネーム)
2️⃣ 初診か再診か(以前の受診歴があればお伝えください)
3️⃣ 症状や希望する診療内容(例:奥歯が痛い、詰め物が取れた、定期検診を希望など)
4️⃣ 希望の日時(いくつか候補があると調整しやすいです)
5️⃣ 特別なご事情(急な痛み・妊娠中・持病など)例えば・・・
「はじめまして、〇〇と申します。初診で、右上の歯が痛むので診てもらいたいです。〇月〇日の午前中は空いていますか?」電話でのご予約は、症状が急でお急ぎの場合や、直接スタッフに相談したい時におすすめです。
2. もっと簡単に!ネット予約のメリット
「忙しくて電話する時間がない」
「ちょっと緊張するから気軽に予約したい」そんな方には、ネット予約が便利です。
✅ ネット予約のここがポイント
24時間いつでもOK(診療時間外でも予約できます)
待ち時間ゼロ(電話の順番待ちは不要)
自分のペースで入力できる(緊張せず落ち着いて記入できます)
希望日時を選び、必要事項を入力するだけで予約完了です。 さらに、マイクロスコープを使用した精密診療や治療内容のご希望なども、コメント欄で事前に伝えられるので安心です。
3. どちらでもOK!ご自身に合った方法で
急な痛みや相談したいことがある場合 → 電話予約がおすすめ✨
忙しい方や気軽に予約したい場合 → ネット予約が便利✨
どちらの方法でも、当院では患者さん一人ひとりの不安に寄り添った対応を心がけています。
マイクロスコープ・セラミック歯科医院は、マイクロスコープを使用した精密な診療で、患者さんのお口の健康をしっかりサポートしています。少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご予約ください♪
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正しい姿勢の改善方法 ~毎日の習慣で美しい姿勢を手に入れましょう~
2025年2月6日(木)
こんにちは😊
まだまだ寒さが厳しい日が続きますので、健康な口腔環境を保ち、身体を暖かくして冬を乗り切っていきましょうね。
今回は、正しい姿勢の大切さと改善方法についてお話しします。姿勢はお口の健康とも関係が深く、姿勢が整うことで噛み合わせや顎の動きが良くなる可能性があります。
寒さで体が丸まりがちなこの季節、簡単に取り入れられる改善方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください!
1. 深呼吸で姿勢を整える ✨
深呼吸がもたらす効果とは?
猫背など姿勢が悪い状態では、呼吸が浅くなり、全身の酸素供給が滞ります。深呼吸を取り入れることでリラックスできるだけでなく、自然と姿勢も整います。方法
1.背筋を軽く伸ばし、椅子に腰掛けます。
2.鼻からゆっくり息を吸い、お腹が膨らむ感覚を意識します。
3.口を軽く開けて、ゆっくり息を吐き出しましょう。
コツ
朝の始まりやリフレッシュしたいときに行うと、気分もスッキリします。1回1~2分からスタートしてみてください!
2. 姿勢矯正グッズで日常から改善 🌟
長時間座る方におすすめ!
スマホやデスクワークで前傾姿勢になりやすい現代、姿勢を補助するアイテムが役立ちます。活用法
●背筋サポーターや姿勢矯正クッション
背中や骨盤をサポートし、自然な姿勢をキープします。
●バランスボール
椅子代わりに使用すると体幹を鍛えられます。お子様と一緒に使うと、楽しみながら取り組めます!
注意点
グッズは補助的に活用し、無理のない範囲で取り入れましょう。使い始めは短時間から試すのがコツです。
3. ストレッチで柔軟性を高める 🧘♀️
姿勢改善に柔軟性は欠かせません!
硬くなった筋肉は、体を引っ張って姿勢を歪ませる原因に。特に骨盤や背中周りのストレッチを取り入れることが大切です。おすすめストレッチ
1.骨盤回りをほぐすストレッチ
仰向けに寝て膝を立て、左右にゆっくり膝を倒します。腰回りがほぐれます。
2.お子様と一緒に体幹トレーニング
向かい合って手をつなぎ、軽く引っ張り合うことで楽しく運動ができます。
効果
柔軟性が高まることで体のバランスが良くなり、自然と美しい姿勢が保てるようになってきます。
まとめ 🌟
姿勢の改善は、全身の健康だけでなくお口の健康にもつながります。
姿勢が悪いと顎や首に負担がかかり、噛み合わせや顎関節症の原因になることがあります。
寒い時期だからこそ、毎日の小さな習慣で少しずつ取り組んでみましょう!深呼吸やストレッチ、姿勢矯正グッズを活用して、快適な毎日を目指してみてください。
これからも皆さまの笑顔と健康をサポートできるよう、スタッフ一同お手伝いさせていただきます!
ご予約・お問い合わせはこちら 📞
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
03-3922-2416 -
ガルバニー電流って何? ~その仕組みと歯科治療の関係~
2025年1月14日(火)
みなさん、ガルバニー電流という言葉を聞いたことがありますか?😮
あまり聞き慣れないかもしれませんが、ガルバニー電流と歯科治療には深い関係があります。
◆ガルバニー電流とは
ガルバニー電流は、異なる金属が唾液のような電解質を介して接触したときに発生する微弱な電流のことです。
アルミホイルや金属製のスプーンなどを噛んだときに、「キーン」となった経験があるのではないでしょうか。
ガルバニー電流はその現象と同じです😮この電流はとても小さいものですが、不快な症状を引き起こすことがあります😢
◆どんな不調が起こるの?
口腔内の不快感
不眠、イライラ、頭痛、肩こりなど
全身の倦怠感◆ガルバニー電流の対策
同じ種類の金属を使用する
口腔内を清潔に保つ
非金属材料の使用
セラミックやレジンなどの非金属材料を使用することで、ガルバニー電流の発生を防ぐことができます。当院では、マイクロスコープを使った精密な治療により精度の高いセラミック修復を行っています。
最新の技術と材料を使用して、患者様の健康と快適な生活をサポートいたします。お悩みやご質問がありましたら、にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院までどうぞお気軽にご相談ください😊
TEL:03-3922-2416
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免疫力アップ!腸内フローラを整える第一歩はお口から
2025年1月9日(木)
寒さが厳しくなる冬、体調管理が一層大切になりますね。
この季節、風邪やインフルエンザなどの感染症対策として免疫力アップが注目されますが、実は腸内フローラがその免疫力と密接に関わっていることをご存じでしょうか。
腸内フローラとは、腸内に生息する無数の細菌の集まりのことを指し、健康を維持するために大切な役割を果たしています。
腸内環境が整うと免疫細胞が活性化し、全身の健康が保たれるのです。しかし、ここで見落としがちなのが「お口」の健康です。腸内フローラと口腔内環境は、実は深い繋がりがあります。
私たちが毎日口にする食べ物や飲み物は、口腔内を通じて腸へと運ばれます。口腔内に細菌が多く存在していると、それが唾液や飲食物と共に腸へ運ばれ、腸内のバランスに影響を及ぼす可能性があります。また、口腔内の歯周病菌や虫歯菌が血流に乗って全身に悪影響を与えることもわかっています。
そこで当院では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を活用し、より見えやすく精密な診療を行っています。マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない細かい部分までしっかりと確認しながら治療を進めることができます。
例えば、歯周ポケットの奥深くに潜む細菌や、虫歯の初期段階を見つけ出し、適切に治療を行うことが可能です。早期発見・早期治療は、口腔内の環境を整え、腸内フローラへの影響を減らしてくれるため、全身の健康管理にもつながります。
健康なお口は、免疫力をサポートする大切な要素になります。
冬は免疫力が低下しやすい季節です。この機会に、腸内フローラとお口の健康の関係を見直し、しっかりとケアしていきましょう。
当院では、皆様のお口の健康を精密な技術と丁寧な診療でサポートいたします。気になる症状や定期検診をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
健康な腸内環境は、まずは健康なお口から!
新しい一年を健やかに過ごすために、お口のケアから全身の健康づくりを始めませんか?
皆さまが元気に冬を過ごせるよう、私たちもお手伝いさせていただきます。
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丈夫な心と体を育むための口腔育成と小児口育トレーニング
2024年12月17日(火)
建物が長く持ちこたえるためには、何よりも「基礎」が重要です。例えば、家を建てるときも、土台がしっかりしていなければ、どんなに立派な家でもすぐに崩れてしまいます。
この考え方は、子供たちの成長にも当てはまります。
特に幼少期は、心と体の「基礎」を作る重要な時期です。この時期に適切な運動や習慣を取り入れることで、子供たちは丈夫な体と健全な心を育むことができます。
「感覚統合」というのは、私たちが日常生活で自然に使っている、いろんな感覚をうまくまとめて働かせることを言います。たとえば、バランスを取ったり、姿勢を保ったり、物を持つときの力加減、周りの人とコミュニケーションを取るときなど、いろんな感覚を同時に使っています。
しかし、子どもたちの中には、これがうまくできなくて、体の動きがぎこちなかったり、集団での遊びが苦手だったりする子もいます。そういった子供たちが、いろんな感覚をバランスよく使えるようにサポートしてあげる考え方が「感覚統合」です。
子供によって足りない感覚は様々で、それを補うことがバランスの取れた成長を支える大切な要素となり、一人ひとりに合わせたアプローチが大事になってきます。
当院、にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院では、子供の「口腔育成」に力を入れています。口腔は、食べることや話すことだけでなく、全身の健康にも影響を与える大切な「基礎」となる部分です。正しい噛み合わせや口の使い方は、栄養摂取、様々な姿勢や呼吸にも関係し、子供の健康的な成長に欠かせません。
★「小児口育トレーニング」の実施
「小児口育トレーニング」を実施し、子供たちの口腔の健やかな成長をサポートしています。噛み合わせや口の動かし方を正しく導くことで、将来の歯並びや全身の健康にポジティブな影響を与える基盤を作りたいと考えています。
丈夫な心と体を育てるために、正しい口腔の発育を通じて、子供たちの成長をしっかりと支えていきましょう。
★「小児口育トレーニング」ってどんなことをするの?
当院では、日本小児口腔発達学会認定の口腔機能支援士である歯科医師と歯科衛生士がそれぞれのお子さんに合わせた口腔育成トレーニングを提供しています。これにより、正しい噛み合わせや飲み込み方、呼吸法を身につけ、お子さんの健やかな成長をサポートします。
さらに、体全体の発達に重要な足の成長に着目しています。サーモシートを使用してお子さんの足裏の状態を確認し、足の使い方を観察します。適切な靴選びなどの指導を行うことで、姿勢の改善や健康な体作りをサポートしていきます。
*基本的に保険診療の中で指導させていただいていますが、一部自由診療の内容を含んでいますので、詳しくはお問合せください。
お子さんは成長と共に変化していくため、その時々に必要なサポートを適宜おこなわせていただきます。難しい事を行うのでは無く、楽しく日常生活に取り入れ易い工夫をしながらお伝えしていきますので、保護者の方もどうぞご協力ください。
これからもにじいろマイクロスコープセラミック歯科医院は、長期的にお口の健康を構築し守るサポートを続けていきます。
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ワンタフトブラシで予防しよう!
2024年12月9日(月)
皆さん、ワンタフトブラシご存知ですか?
ワンタフトブラシとは、普通の歯ブラシとは違い、筆のように毛先がぎゅっとひとまとまりにした歯ブラシです。
ヘッドが小さいため、普通の歯ブラシでは磨きにくい場所をピンポイントで磨くことができます。
その一方で、メインの歯ブラシとして使用すると全ての歯を磨くのに時間がとてもかかってしまうため、歯ブラシを使ったあとの仕上げ磨き用の歯ブラシとして推奨されています!《おすすめポイント》
・ペンのように小さいので小回りが利く
・毛の本数が1150本!毛の密度がすごい!
・普通の歯ブラシが届かない細かいところにスッと届く《プラウトの基本の磨き方》
毛先が小さいので操作が難しいと思うかもしれませんが、そんなことはありません!
だれでも簡単にプラークを落とすことができます!プラウトの動かし方の基本は
「磨きたい場所にピタッと当てて、その場でクルクル」です!歯と歯の間(三角のところ)にピタッとブラウトを当てて、その場で小さくクルクル動かします。
クルクル動かすのが難しい時は小刻みに振動させるでも大丈夫です。
持ち方は、ペングリップ!
細かい動きがやりやすい鉛筆を持つ持ち方(ペングリップ)で持つのがおすすめです!このようなお悩みの方におすすめ♪
・歯並びの悪い所がある
・矯正装置をしている方
・奥歯の奥までふつうの歯ブラシがいつも届きにくい方
・インプラントをした歯がある
・ブリッジの被せ物がある
・親知らずが傾いている
・他の歯より低く生えてる歯がある
・部分入れ歯を入れている普通の歯ブラシにプラスして、「ワンタフトブラシ」を仕上げ磨き用で使ってみてくださいね♪
気になった方は是非先生や歯科衛生士に気軽にお声かけください! -
飲み込む力と嚥下(えんげ)機能の大切さ
2024年12月5日(木)
義母を見ていると、嚥下(えんげ)について改めて考えさせられます。
30年ほど前、義母が薬を飲む様子を見ていると、いつも辛そうな顔をしていました。
薬そのものが嫌というより、水分を取るのが苦手だとよく話していたのを覚えています。
そして今、88歳になった義母はさらに飲み込むことが辛そうで、服薬ゼリーを利用しながら誤嚥性肺炎に注意して見守っています。
もしもっと早い段階から嚥下の訓練をしていれば、今ほど苦労しなかったのかもしれないと考えずにはいられません。
身体の状態があまり良くないため、現在は本格的なトレーニングを行うのは難しい状況ですが、若い頃からの積み重ねがいかに大切かを実感しています。
特に、50代や60代のようなまだ衰えを強く感じないうちから始めていれば、嚥下機能を維持できたのではと感じます。
そこで、今からでも取り組みやすい簡単な誤嚥予防のトレーニングをご紹介します。
【誤嚥予防の簡単なトレーニング方法】
1. パタカ運動
「パ」「タ」「カ」を大きくはっきりと発音します。この運動で口や舌、喉の筋肉を鍛えます。1セット10回を目安に行いましょう。2. 唇の運動
唇をすぼめて5秒キープ、その後横に広げて5秒キープします。これを5~10回繰り返します。3. 嚥下ゴックン運動
唾液を意識的に飲み込む「ゴックン」の動作を繰り返します。1日数回、無理のない範囲で行いましょう。4. 姿勢の工夫
食事の際は背筋を伸ばし、少し前かがみの姿勢を取ることで飲み込みが楽になります。
嚥下機能の低下は加齢による自然な変化ですが、早期からの意識的な対策で防ぐことができます。
義母の状態を見守りながら、私自身も未来のために小さな努力を積み重ねていきたいと思っています。