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銀歯はアレルギーの原因?パラジウムの有害性を知っておこう
2024年9月17日(火)
◆日本は唯一、パラジウムが含まれた銀歯を使用している国
銀歯の詰め物や被せ物を長年そのままにしている方も多いのではないでしょうか。
一般的に日本で使われている保険適用の銀歯は金・銀・パラジウムなどの金属を組み合わせて作られた合金です。
この金銀パラジウム合金は、1961年に国民皆保険制度が導入された際、安価で加工がしやすいため使用が広まりました。
しかし身体に対し悪影響を及ぼす事が認められているため、必ずしも推奨されるべき合金ではありません。
近年では日本でも銀歯を使用する歯科医院が少なくなってきました。
金銀パラジウム合金は、時間が経つと酸化して錆びていき、お口の中の酸や唾液に触れることで金属イオンが溶け出します。
その溶け出た金属イオンが長期間体内に蓄積されると、金属アレルギーを発症するリスクが高くなります。
金属アレルギーになると、顔や手に湿疹が出たり、粘膜の炎症、味覚障害をきたすといった症状が出ることがあります。
実際、日本以外の歯科先進国では銀歯を用いて治療する国はほぼありません。
歯科先進国のドイツではパラジウムの使用を全面禁止、スウェーデンでは小児や妊婦への使用が完全に禁止されています。
当院では患者さまの健康と安全を第一に考え、代替材料を勧めています。
◆セラミック治療で美しい笑顔と健康を守りましょう
現状、アレルギーの症状がないからと安心している方もいるかもしれませんが、金属アレルギーは突然発症することもあります。
そのため、最近は予防のために銀歯をセラミックに置き換える方も増えてきています。
セラミック治療は自由診療にはなりますが、白く美しい見た目を実現できるだけではなく、金属アレルギーの心配がありません。
また、セラミックは経年劣化しにくいため、隙間や段差が生じにくく、二次虫歯にもなりにくいというメリットがあります。
歯は何度も治療を繰り返すと、その度に寿命が短くなり、将来的に歯を失うリスクが高くなります。
口腔内の健康は全身の健康に直結します!
銀歯は、通常5~7年で寿命を迎えるといわれています。
古い銀歯が入っている場合、それが原因で不快な症状が続いている可能性もあります。金属アレルギーが気になる方は、症状が出る前にぜひ治療を受けてくださいね。
◆マイクロスコープを使用した治療
当院では、患者さまの健康と安全を第一に考え、マイクロスコープを使用した精密な歯科治療を行っています。
マイクロスコープを使うことで、肉眼では見えない細かな部分まで正確に治療することができ、わずかな際間による虫歯の再発を防き、審美性の高い治療も可能になります。
マイクロスコープを使った治療の特徴は以下の通りです。
・微細な部分まで正確に治療できるため、虫歯の再発を防ぐことができます。
・隙間なく被せ物や詰め物を行えるため、美しい仕上がりが得られます。
・歯への負担を最小限に抑えた低侵襲な治療が可能です。
当院では、マイクロスコープを使った精密な治療により、歯を削りすぎてしまうリスクを最小限に抑えつつ、審美性の高い治療を提供しています。
歯を長く健康に保ちたい方や、セラミック修復について詳しく知りたい方は、にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院までご相談ください。
☎03-3922-2416