-
歯並びと健康を守る!不正咬合と8020運動の重要性と改善方法
2025年10月14日(火)

「歯並びが悪いと見た目が気になる…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
しかし、不正咬合(悪い歯並びや噛み合わせの異常)は、見た目だけでなく健康にも大きな影響を与えることが分かっています。
さらに、日本では「8020(ハチマルニイマル)運動」が推進されており、80歳になっても20本以上の歯を残すことが健康寿命を延ばす鍵とされています。
では、不正咬合はどのような影響を及ぼし、どう改善すればよいのでしょうか?
不正咬合がもたらす健康リスク
歯並びや噛み合わせが悪いと、以下のような問題が生じることがあります。
✅ むし歯・歯周病のリスク増加
歯が重なっている部分は歯磨きがしにくく、汚れが溜まりやすいため、むし歯や歯周病になりやすいです。✅ 咀嚼(そしゃく)力の低下
噛み合わせが悪いと、食べ物をうまく噛めず、胃腸に負担がかかります。また、しっかり噛めないことで栄養の吸収も悪くなる可能性があります。✅ 発音や顎関節への影響
歯並びの乱れによって、「サ行」「タ行」などの発音がしにくくなることがあります。また、噛み合わせが悪いと顎関節症を引き起こし、顎の痛みや頭痛の原因にもなります。✅ 全身の不調につながる
噛み合わせのズレは、首や肩のこり、姿勢の悪化、頭痛など全身のバランスにも影響を与えることが知られています。8020運動の重要性とは?
「8020運動」とは、80歳で20本以上の歯を残すことを目標にした健康推進活動です。20本の歯があれば、食事をしっかり噛んで栄養を摂取でき、認知症のリスクも低減すると言われています。
しかし、不正咬合によって歯に過度な負担がかかると、歯を失うリスクが高まるため、早めの改善が大切です。
不正咬合を改善する方法
✅ 矯正治療を検討する
ワイヤー矯正やマウスピース矯正(インビザラインなど)を利用することで、歯並びを整えることができます。特に最近は、目立ちにくい透明なマウスピース矯正が人気です。✅ 定期的な歯科検診を受ける
むし歯や歯周病を予防するために、3ヶ月に1回の歯科検診とクリーニングを受けましょう。✅ 正しい咀嚼習慣を身につける
左右バランスよく噛むことを意識すると、顎の発達や歯並びの安定につながります。また、硬いものを適度に噛むことで、噛む力を維持し、歯の健康を守ることができます。まとめ
不正咬合は、見た目だけでなくむし歯・歯周病のリスクや全身の健康に影響を与えるため、早めの対策が重要です。
また、80歳で20本以上の歯を残す8020運動を意識し、長く健康な歯を維持できるよう心がけましょう。
当院では、歯並びや噛み合わせに関する相談を受け付けております。
気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。


