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オーラルフレイル ~見た目も機能も若々しく健康に~
2023年1月18日(水)
皆さんは鏡を見たときやテレビに映る芸能人のお口元を見て、若々しい口元、老けて見える口元を感じたことはないでしょうか?
若々しい口元とは、
歯の色がきれいで、ピンク色で引き締まった歯茎でしょうか。
では反対に老けてみえる口元とはなんでしょうか。。。
老けて見える原因
原因として言われているものをいくつか挙げました。
①歯が消耗して短くなっている
②黄ばんでいる
③歯茎が下がり歯が長く見える
④筋力が低下し、ほうれい線が目立つ
⑤歯茎の色が悪い
⑥治療した部分の老朽化、変色
歯茎が下がる原因
歯周病が原因で歯茎がやせる=歯肉退縮が起きています。
そもそも歯周病とは、歯と歯茎の間の溝に歯周病菌が入りその毒素により歯茎がはれたり周囲の骨が溶けてしまったりします。
骨が溶かされると、歯茎も痩せていき、歯茎が下がり歯が長くなったように見えるのです。
強すぎるブラッシング・強い食いしばり・歯の根の病気・矯正治療もまた、歯肉退縮の原因になることもあります。
くすりと健康の情報局
by 第一三共ヘルスケア
歯茎が下がると…
毎日の正しいケアで食い止めることは可能ですが、一度歯茎が下がると自分の力で再生することはないと言われています。
歯茎が下がれば、見た目が悪い以外にも食べ物が詰まりやすく食事のたびに不快感を覚える方もいらっしゃいますし、虫歯や知覚過敏になりやすくなります。
また、歯周病も進行してしまうので、悪循環になります。
自力で改善がされない歯茎や骨の再生は、外科手術での治療が可能です。
専門医が対応いたします。一度無料相談へお越しください。
機能としての老化とは?
皆さんはオーラルフレイルという言葉をご存じですか?
直訳すると 『Oral Frail=口の虚弱』 を意味します。
●口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。
●健康と機能障害との中間にあり可逆的。早めに気づき適切な対応をすることにより健康に近づきます。
●始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、頻繁にほっぺたや舌を噛む、噛めない食品が増える、口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくいという特徴があります。
参考:https://www.tmghig.jp/research/publication/oral-frail/
予防するには、
固い物を食べたり、大きな口で笑ったり、カラオケにいって思いっきり歌ったりと、すぐに実行できることが多いです。
最近では、あいうべ体操もご存知の方が増えてきましたね。
参考:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/oralhealth_for100-02/#d07
あご周りの舌骨筋や、口周りの口輪筋などの筋肉を鍛えて、飲み込む機能以外にもほうれいせんの原因となるたるみにも働きかけましょう。
定期的な歯科検診や適切なケアをおこない、見た目も機能も若々しい口元を維持していきたいですね。
良かれと思ってしていた自己流のケアが、逆に悪化させている可能性もありますので、ブラッシングや現在のお口の状態に関して相談・チェックしてもらうと良いかもしれません。