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麻酔注射の痛みについて
2021年3月24日(水)
こんにちは。
歯科医院のホームページなどを見ると、「無痛治療」をうたっているところが多くあります。
ではこの「無痛」とはどういうことでしょうか?
麻酔を行えば痛みを感じなくなりますが、その麻酔を行うための「注射」自体にも痛みがあります。そこで今回は、「注射の痛みとは何か?」について考えてみましょう。
「注射=痛い」
■注射の痛みの二つの要因
1.注射の針を刺すときの痛み
注射器の種類により違いがありますが、ほとんどの場合、注射針タイプの物が使われます。実際に針を刺すことになるので、そこでは当然痛みが生じます。
そして実際の痛みとともに、「痛みがあるはずだ」という皆さんの強いイメージもあります。
そこでもし注射針について、「針が太ければ痛みが大きい」「針が細ければ痛みは小さい」という説明を受けたらどうでしょうか?直感的に納得してしまうと思います(それは事実でもあります)。
そういった皆さんの気持ちを逆手に取って、細い針を使用することをオプションにする歯科医院が存在します。
わざわざ太い針を仕入れたうえで、「通常ではこの注射針を使いますが、細い注射針を使えば痛くないですよ」と説明して、追加の費用を請求するわけです。
自由診療の美容系歯科クリニックでは、単に注射の針の太さを変えることだけで、1万~1万5千円を請求しているところもあります。
合理的に考えれば、わざわざ太い針などは仕入れずに、最初から細い針だけを用いればすむことです。ここに、金もうけに走ってしまう一部の歯科医院の問題点があります。
当院は患者さんに、無駄で無意味な金銭的負担をかけるようなことは、一切いたしません。歯科で使われる物の中で最も細い注射針を、通常の麻酔注射で最初から使用しています。
2.注射の液が流れ込む痛み
針を通して麻酔液が身体へ流れ込んでくることの痛み。実は注射の痛みは、こちらのほうが強いのです。
しかし歯科医師は術者として注射をすることは多くても、患者として注射をされることは少ないです。そのため、針を刺す時だけに意識が向きがちで、麻酔液が注入される時の痛みについては無頓着になっている人が多いです。
注入時の痛みを最小限にするためには、注入のスピード、注入の圧力を最適にコントロールする必要があります。
当院では電動注射器を用いて、注入速・注入圧を機械でコントロールし、モニタリングしながら麻酔注射を行います。
この1、2を通して、当院では患者さんの負担が少ない無痛治療を提供しています。
今回は、麻酔注射についてお話しました。以前の記事でも書きましたが、当院で用いる道具・器具・材料には、全て明確で合理的な理由があります。
この麻酔の方法も含め、「精密歯科治療」を提供するということについて、当院では治療における全ての行為が合理的な理由でリンクしているので、無駄なところは一切ありません。
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神経を残す治療方法|MTAセメントについて紹介します
2021年3月24日(水)
むし歯が進行して、神経や血管に到達した場合「根管治療」をする必要があります。しかしMTAセメントと呼ばれる特殊な歯科用セメントで、神経や血管を生きたまま保存する治療ができます。今回はMTAセメントについて紹介します。
■MTAセメントとは
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)セメントは1998年にアメリカで販売され、日本では2007年に販売を開始した歯科用セメントです。成分は建築用セメントと類似しており、粒子を細かくし、有害物質を取り除いたものが歯科用セメントとして使用されています。
MTAセメントは水と反応して膨張し、封鎖性が高いことから、むし歯が神経や血管に到達した歯や、ひびが入った歯を封鎖するために使用します。
MTAセメントには3つの特徴があります。
・封鎖性が高い
・人体に馴染みやすい
・細菌を寄せつけない
■MTAセメントで歯の神経を残す処置ができる
むし歯が進行して神経と血管に到達しても、神経と血管が残せる条件に合致すれば、MTAセメントで封鎖して神経と血管の温存ができます。
神経に到達したむし歯では細菌感染の予防と、痛みを抑えるために神経と血管を抜く必要があります。しかし神経や血管を抜いてしまうと、栄養と酸素が行き渡らず、歯の強度が劣ります。結果、歯の寿命が短くなります。
多少の深いむし歯や神経まで到達するようなむし歯でも、MTAセメントで封鎖することで、神経と血管を残したまま保存することが可能です。
MTAセメントは全ての症例に対して使用ができるわけではありません。むし歯を除去した際、神経と血管の生死を判断し、神経と血管が残せない場合は、精密な根管治療が大切です。
■MTAセメントは保険外治療です
MTAセメントは非常に高価です。また封鎖性を高めるために「マイクロスコープ」、場合によっては細菌の侵入を防ぐために「ラバーダム」といった特殊な器具や機材を使用して、治療を行います。そのため保険外治療になりますが、歯の寿命を延命し、将来歯を抜く可能性が低くなります。
■歯の神経と血管を可能なかぎり、残しましょう
歯を抜いた場合、ブリッジやインプラントにする選択肢がありますが、噛むことはできても、「柔らかい」「硬い」といった感覚がわかりません。どんなにいい治療をしても、天然の歯に勝るものはないのです。
むし歯が神経と血管に到達した時点で、根管治療を行うことも正しい選択肢の一つですが、神経を抜いてしまうと2度と元には戻りません。神経と血管を温存できるとしたら、残してみませんか?
MTAセメントをご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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咬筋ボツリヌス治療について
2021年3月24日(水)
顎や肩こり・頭痛など、違和感のある方はご相談ください。
まずは咬筋ボツリヌス注射治療の効果についてです。
顎関節症の緩和・就寝中の歯ぎしりの緩和・歯ぎしりによる歯の磨滅抑制・咬合圧による脱離、破損防止・食いしばりの緩和・食いしばりで起こる肩こり、頭痛などの改善・ガミースマイル改善。口角挙上 etc..
咬筋とは、エラの部分にある咀嚼筋の一つで、食事をする時に使う大切な筋肉です。咬筋が必要以上に強くなることを咬筋肥大と言います。
その咬筋が肥大すると…、
歯ぎしりや食いしばりなどが原因で咬筋が肥大することにより、歯が欠ける、すり減る、マウスピースが割れるなどの悪影響を及ぼします。
中には、頭痛、肩こり、首こりなどの症状を訴える方もいらっしゃいます。
咬筋の強さは、他の人と比較ができないため自覚症状がない方がとても多いです。簡単にチェック出来ますのでご相談ください。
歯科医院では口腔内を診療することにより、さらに詳しく調べることができます。
治療時間は15分程度(表面麻酔をする場合は40分程)で終了します。咬筋へ何箇所か注射をするだけとなっており、とても簡単に食いしばりは歯ぎしりが改善されます。
詳しくは当院へお問い合わせください。
📞03−3922−2416