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インプラントのオールオン4の抜歯の必要性について
2024年4月22日(月)
インプラントのオールオン4の抜歯の必要性について
はじめに
インプラント治療の中でも、オールオン4は注目を集めている治療法の一つです。オールオン4とは、上あごまたは下あごの歯を全て失った場合に、たった4〜6本のインプラントで総入れ歯のような装置を固定する治療法です。この治療法では、残っている歯を抜歯する必要があるのかどうかが気になるところです。今回は、オールオン4の抜歯の必要性について詳しく解説します。
オールオン4とは
オールオン4は、上あごまたは下あごの歯を全て失った場合に用いられる治療法です。通常、総入れ歯を使用すると、日常生活に不便を感じることがあります。また、インプラント治療を行う場合でも、たくさんのインプラントを埋入する必要があり、手術の負担が大きくなります。
オールオン4では、たった4本のインプラントを斜めに埋入することで、少ないインプラントでも総入れ歯のような装置をしっかりと固定することができます。これにより、手術の負担を減らしつつ、総入れ歯よりも快適な日常生活を送ることができます。
オールオン4における抜歯の必要性
オールオン4を行う際には、残っている歯を抜歯する必要があります。これには、いくつかの理由があります。
まず、オールオン4では、インプラントを斜めに埋入することで、少ないインプラントでも装置を固定することができます。しかし、残っている歯が邪魔になると、インプラントを適切な位置に埋入することができません。
また、残っている歯が虫歯や歯周病に罹患している場合、インプラントの周りに感染が広がる可能性があります。インプラントの周りに感染が広がると、インプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
さらに、オールオン4では、装置が歯茎の上に乗るような形で設計されます。残っている歯が装置の下に隠れてしまうと、歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
以上のような理由から、オールオン4を行う際には、基本的には残っている歯を全て抜歯する必要があります。
抜歯をしたくない場合の対応
しかし、中には抜歯をしたくない患者様もいらっしゃいます。そのような場合には、以下のような対応が可能です。
まず、残っている歯が健康な場合、オーバーデンチャーという治療法を選択することができます。オーバーデンチャーとは、残っている歯を利用して総入れ歯を固定する治療法です。残っている歯を削って、その上に総入れ歯を乗せます。オーバーデンチャーであれば、抜歯をせずに済むというメリットがあります。
また、部分的に歯が残っている場合、部分入れ歯とインプラントを組み合わせた治療法を選択することもできます。残っている歯を利用して部分入れ歯を作成し、不足している部分にインプラントを埋入します。このような治療法であれば、抜歯の本数を最小限に抑えることができます。
まとめ
オールオン4は、上あごまたは下あごの歯を全て失った場合に用いられる治療法です。少ないインプラントで総入れ歯のような装置を固定することができるため、手術の負担が少なく、快適な日常生活を送ることができます。
オールオン4を行う際には、基本的には残っている歯を全て抜歯する必要があります。これは、インプラントを適切な位置に埋入するため、感染のリスクを避けるため、装置の下に歯垢が溜まらないようにするためです。
しかし、抜歯をしたくない患者様には、オーバーデンチャーや部分入れ歯とインプラントを組み合わせた治療法をご提案することができます。
当院では、患者様一人一人のご要望に合わせて、最適な治療法をご提案いたします。オールオン4をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※オールオン4の手術の流れ
オールオン4の手術は、以下のような流れで行われます。
①事前診査:CT撮影などを行い、インプラントを埋入する位置や本数を決定します。
②抜歯:残っている歯を全て抜歯します。
③インプラント埋入:歯茎に小さな切開を加え、インプラントを斜めに埋入します。
④装置の装着:インプラントの上に、総入れ歯のような装置を装着します。
⑤定期検診:定期的に検診を行い、インプラントや装置の状態をチェックします。
オールオン4のメリット
オールオン4には、以下のようなメリットがあります。
✓少ないインプラントで済むため、手術の負担が少ない
✓総入れ歯よりも安定感があり、快適な日常生活を送ることができる
✓装置が歯茎の上に乗るため、違和感が少ない
✓骨の状態が悪い方でも、適用可能な場合がある
オールオン4のデメリット
オールオン4には、以下のようなデメリットがあります。
✓残っている歯を全て抜歯する必要がある
✓インプラントの本数が少ないため、装置にかかる負担が大きい
✓装置の修理や調整に時間がかかる場合がある
✓費用が高額になる傾向がある
以上のように、オールオン4には様々なメリットとデメリットがあります。患者様のお口の状態や、ご要望に合わせて、最適な治療法を選択することが大切です。
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