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  • 保険の根管治療と精密根管治療の違い-後編-

    2021年2月16日(火)

    今回は保険の根管治療と精密根管治療の違いの続きをお伝えします。

     

    4・被爆量の少ない歯科用コーンビームCTによる診査・診断

    CT

    通常、保険の根管治療では、歯のエックス線写真を元に治療を行います。しかし、二次元では根っこの形状や症状などの確認に限界があります。

     

    精密根管治療では、歯科用コーンビームCTで撮影し、情報量の多い三次元の画像を元に治療を行います。

     

    5・特殊な消毒機材を使用した根管内の消毒

    根管充填

    ファイルで機械的に根管内の汚れを掃除した後は、根管内に残った細菌を消毒します。根管内の消毒は予後に大きく関わるため、精密根管治療では保険では使用ができない特殊な消毒機材を使用します。

     

    6・保険では使用できない根管充填剤と根管充填方法

     

    根管充填とは根管から汚れや細菌を除去した後に、充填剤を細部までしっかり詰める処置のことです。

     

    この処置は根管内を清潔状態にするために行います。そのため、充填剤の入れ方が甘いと細菌に再感染してしまいます。

     

    精密根管治療の根管充填は、高い治療効果が報告されている特別な充填剤を使用し、専用の充填方法を行なっております。

     

    7・強く柔軟なグラスファイバーコア

    ファイバーコア

    根管治療で神経を取り除いてしまった歯を補強するために、土台を作製する必要があります。見えない部分ですが非常に重要な役割を持っています。

     

    保険ではメタルコアやレジンコアといった土台を作製することがありますが、強度、耐久性、柔軟性が劣るなど多くのデメリットがあります。

     

    精密根管治療ではグラスファイバーで土台づくりをします。

     

    グラスファイバーコアは

     

    ・強度がある

    ・耐久性に優れている

    ・柔軟性があるため力が加わっても歯が割れるリスクが少ない

    ・メタルフリーの為金属アレルギーの心配がない

    ・白く透明感があるので、被せ物をした際に自然な色の再現ができる

     

    など多くのメリットがあります。

     

    前編と後編にわたって保険の根管治療と精密根管治療の違いを紹介しました。精密根管治療は根管治療の成功率を高め、歯の寿命を伸ばすことが可能です。

  • 保険の根管治療と精密根管治療の違い-前編-

    2021年2月16日(火)

    突然ですが、建物を立てるときに「基礎工事は非常に重要な工程」と聞いたことはありませんか?どんなに見栄えのいい建物を建てても、基礎工事をしっかり行わないとすぐに建物に不具合を生じ、長持ちしません。

     

    これは歯の根っこの治療(根管治療)と被せ物(補綴治療)と同じことがいえます。

     

    建物である被せ物を長持ちさせるためには、基礎工事である「根管治療」が非常に大切です。そして保険の根管治療と、精密根管治療では予後に大きな差が生じます。

     

    そこで「保険の根管治療と精密根管治療の違い」を前半と後半に分けてご紹介します。

     

    保険の根管治療には限界がある

    日本の保険制度は全ての人が受けることができる素晴らしい制度です。しかし、保険制度は様々な制限があります。例えば、治療内容、使用する器具、薬品、材料などが細かく決められており、制限を超えて治療をすることが困難です。

     

    通常、保険の根管治療では

     

    ・マイクロスコープを使用しないため細部が「見えていない」

    ・ラバーダムを使用せず、唾液や細菌の感染を「防ぐことができない」

     

    といった精密な根管治療に必要不可欠な処置が行えない点があり、いい被せ物をしても早期に歯の根に問題が生じ、再度治療が必要とする症例が後を絶ちません。

     

    保険の治療と精密根管治療の違い

    具体的にどのような精密根管治を行なっているか7つの項目にわけて紹介します。

     

    1・熟練の技術を持った歯科医師による歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)での治療

    CT

    マイクロスコープを使用しない根管治療は、肉眼で歯科医師の経験や勘を頼りにしています。精密根管治療ではマイクロスコープを使用し、肉眼では見えない根管や細部を見ながら治療を行います。

     

    マイクロスコープは「見る」他に「知識と技術」が必要です。

    当医院の歯科医師は熟練した技術を持っており、正確で精密な治療が可能です。

     

    2・ラバーダム防湿で唾液の侵入を防ぎ細菌感染を予防

    ラバーダム

    当医院では精密根管治療の際は、必ずラバーダム防湿を行っています。

     

    精密根管治療では無菌的処置が非常に重要です。根管内に菌が侵入してしまうと根管治療の成功率は著しく低下します。いくらCTやマイクロスコープがある歯科医院でも、ラバーダム防湿をしない根管治療はほぼ意味がありません。

     

    ラバーダム防湿は海外でほぼ100%行われており、日本の使用率は19%。保険治療でラバーダム防湿を行なっている歯科医院はほぼゼロに等しいです。

     

    3・患者様専用のファイル(根管治療機器)を使用

    ファイル

    ファイル(根管治療機器)とは、根管内を掃除する際に使用する器具です。繰り返し使用すると金属疲労を起こし、切削力の低下やファイルが根管内で折れてしまうなど、トラブルを引き起こします。

     

    精密根管治療では患者様専用の新品ファイルを使用し、より安全で質の高い治療を受けていただくことが可能です。保険治療では「不可能」ですが精密根管治療では「可能」にすることができます。

     

    続きは保険の根管治療と精密根管治療の違い-後編-でご紹介します。

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