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「にじいろ歯科医院」を「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」にした理由①
2020年10月17日(土)
はじめまして、院長の齊間です。
これから当院で提供する治療について、このブログ上でお話ししていきたいと考えています。
月に2本ほどは書いていきますので、是非お読みください。まずは、院名についてお話します。
当院は元々2014年1月に「にじいろ歯科医院」という名前で開院しました。しかしそこから5年半後の2019年8月に、「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」へ名称を変更しました。長くて覚えにくいという方や、変わらず「にじいろ歯科医院」呼ばれる方も多くいらっしゃいます笑。
しかしこの院名の変更には、これから当院が提供していく歯科医療の方針が込められています。まず今回は、「マイクロスコープ」についてお話しします。
マイクロスコープとは、簡単に言えば「歯科治療用の顕微鏡」のことです。
この器械を使えば、お口の中を最大20倍まで拡大して見ることができます。
1mmの物が20mmになって見えるということですね。しかしこれは長さのことです。
面積で考えるとどうでしょうか?
1mm×1mmの物が、20mm×20mmとなって見える。つまり面積で考えれば400倍の情報量の視野で治療ができることになるのです。
この差が、治療の精密さに圧倒的な影響を与えます。歯の中の神経が通る根管は複雑に入り組んでいて、肉眼では視認できない部分も多いです。
歯の詰め物などの修復物と歯の継ぎ目にも、肉眼では分からない小さな隙間や段差が存在します。
それをマイクロスコープの400倍の情報量の視野下で治療を行えば、それらの問題を確実に見つけ確実に処置できるようになります。この治療の精度の差は、治療後の良好な状態をどれだけ維持できるのかという点に現れてきます。
皆さんは、むし歯治療後にしっかり歯みがきやメンテナンスに取り組んでいたのに、むし歯が再発してつめ物やかぶせ物が取れてしまった、という経験はありませんか?
これは治療の精度が悪いことに起因します。そこでマイクロスコープによる精密な治療を行えば、むし歯が再発するリスクが非常に低くなります。
メンテナンスも必要最低限のことを行っていただくだけでOKです。
例えば一日に何回も歯みがきを行ったり、3ヶ月に1回歯科医院に通いガリガリ歯石を落とすというような、過剰なメンテナンスも必要ありません。むしろオーバートリートメントは歯を痛めることに繋がるので、精密な治療はそういった負担を軽減させる効果もあります。このような歯科治療に大きな優位性を生み出すマイクロスコープを、当院では治療時には必ず使用します。
そのことを皆さんにお伝えするために、院名に「マイクロスコープ」を入れました。ご覧いただきありがとうございます。次回はもう一つのワード「セラミック」についてお話します。