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子供の歯磨き、どこまでがんばればいい?
2022年12月6日(火)
コロナ禍をきっかけに、お昼の歯磨きがなくなった保育園や幼稚園が増えました。
だからこそお家できちんと磨きたい!という思いがある反面、一度は通るお子さんの歯磨きイヤイヤ期で、心が折れそうになることもあるのではないでしょうか。
今回は、あえて「がんばりすぎなくてもいい」をテーマにドクターにお話を聞きました。
みなさんは普段、虫歯になってほしくないという想いが強いあまり、お子さんの歯磨きをする際に、気付いたら怖い顔になっていませんか?
実はそれは、お子さんの歯磨きイヤイヤ期に繋がる原因の1つかもしれません。
ついできなかったことに目を向けがちになりますが、昨日より奥歯を磨けた!など、できたことに目を向けると、少し気持ちが楽になってきます。
まずは親御さんが笑顔で楽しい雰囲気を作り、歯磨きをポジティブな印象にすることが大切です。
Q.歯磨き粉はフッ素入りがいいの?
A.虫歯予防効果があるのは、実はフッ素だけです。
ぜひ歯磨き粉はフッ素入りを選んでください。年齢に合わせた正しい量を使用すれば、問題ありません。
Q.小さい子もフロスを使った方がいい?
A.はい。歯ブラシだけで磨けているのは約60%と言われています。
歯ブラシとフロスはセットで歯磨きと考えてください。歯と歯の間の汚れを落とすにはフロスが必須です。まずは夜に週2.3回からフロスを使う習慣をつけてみてください。
Q.子供が寝落ちしてしまった時は?
A.寝ている間or次の日の朝しっかりで大丈夫です。
虫歯の大敵は砂糖です。砂糖が控えめだった日や、たまにならいいですが、頻繁だと危険です。また夜は唾液分泌が減り、虫歯リスクもアップします。寝落ちが続くようであれば歯磨きのタイミングを変えてみましょう。
Q.歯医者さんでのクリーニングは必要?
A.歯が生え始めたらまずは慣れるために来てください。
1歳半検診の後に初めて歯科に来るお子さんも多いですが、歯が生え始めたら通い出すのがベターです。小さい頃から通って歯医者さんの雰囲気に慣れておくと、その後がすごく楽ですよ。
お子さんの歯磨きは完璧を目指さなくていいので、段階的にできることを少しずつやってみてくださいね。
お子さんが好きな場所で歯磨きをすることもいいかと思います。歯磨きを楽しめるように、笑顔で一緒に取り組んでみましょう♪