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いつを思っていますか?
2022年3月29日(火)
3月も後半に入り、本格的な春の訪れを感じさせる季節になりました。
満開の桜が咲いている様子や、やわらかい日差しなど、随所で春を感じることができることは嬉しいですね。
花に関してですが、「一年先を思う人は花を育てなさい。十年先を思う人は木を育てなさい。百年先を思う人は人を育てなさい。」 という中国のことわざをご存じでしょうか。
諸説ありますが、この言葉は、今の行動はどのくらい先を見通しているかということだと解釈しています。
つい、目先の利益を優先して行動しがちですが、長い目で見て、何が最適かを考えることが大切だと思います。
これは、歯についても同じことが言えるはずです。当院では、できるだけ歯を削ったり抜いたりしない考え方をベースに、健康な歯を長く残していけるような治療をおこなっています。
歯は一度削ると元には戻りません。進行がとまっている小さなむし歯を削ることや、すぐに歯や歯の神経を抜いたりせず、長い目で見たときに、できるだけ歯が健康な状態で残るような治療計画をご提案しています。
治療が不十分な状態でかぶせものを装着しても、長持ちはしません。
精密根管治療や歯周病治療は時間もかかる上、多少痛みを伴うものかも知れませんが、治療後に長期間良い状態が続くようにしていきたいと思っています。
短期間に痛みを止めることや、美しく仕上げることは、比較的簡単なことです。しかし、 長期間に亘って健康な状態を維持するために、様々な知識・技術・経験を基に、何十年先を見越した治療を行っていくことの方が重要であると考えています。
当院では、上記のことをスタッフ一同、共通意識を持って治療に取り組んでおります。治療が長期に亘ることもありますが、健康的な口腔内の維持するためには不可欠なものであり、ご理解ください。
お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
☏03⁻3922⁻2416