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ダイレクトボンディングという選択
2022年10月13日(木)
皆様は歯の見た目に自信がありますか?
笑った時に手で口を隠していませんか?
「はい、じぶんもです!」と思った方はこのまま読み進めてください。
ご自身やまわりの近しい方がお悩みの時は、いつかこちらの内容がとても役にたつかもしれません!
さて、見た目のお悩みで多いものは、
ガタガタの歯並び・・・
欠けている・・・
出っ歯・・・
すきっぱ・・・
黄ばみ・・・
変色・・・
銀歯・・・
歯茎の色悪い・・・
などがあげられます。
多くの場合、「矯正やインプラントは高額になる・・」もしくは「何回も通院しなければ治らないんでしょう」と歯医者さんへ行くことを諦めてしまっているかもしれません。
前置きが長くなりましたが、今回はそんな通院回数や費用を抑えられる
”ダイレクトボンディング” という治療法をご紹介させていただきたいと思います。
ダイレクトボンディングとは?
保険のコンポジットレジン(CR)はプラスチックが主な素材であるのに対し、このダイレクトボンディングはセラミックが主成分で、セラミックとプラスチックが混ざった素材を用いて小さな隙間や歯の凹凸を治すことができる治療法です。
保険のものよりは強度が高く、色の選択肢が保険よりも多いため、より見た目を自然にすることが可能です。削る面が少なく済むこともメリットの一つです。
また、虫歯の再発がしにくいことや変色しにくいこともあげられます。
(余談ですが、天然歯のエナメル質と象牙質がくっつく力よりも、象牙質と自費CRがくっつく力の方が強いという研究データも出ています!)
現在当院でダイレクトボンディング治療をされる方で最も多いのは “虫歯の治療や銀歯を白くする” ですが、他にも “すき歯” や”歯並びの改善” 等も多く担当させていただいております。
ではここで一つ症例をご紹介いたします。
こちらの患者様は “歯並び” が気になってのご来院でした。
➡Before
選択肢として “矯正・セラミック補綴・ダイレクトボンディング” をお話しし、「歯を削る量を最小限にしたい、コストを抑えたい」との理由からダイレクトボンディングをご選択されました。
歯の色や形を患者様のご希望を基に相談しながら進めていきました。
➡After
かかった費用:税込¥165,000(※通常の初診時における料金 別途)
【患者様のご感想】
「途中寝ちゃってすみません・・・。すごい!綺麗に並んでる!どこか分かんない!」
と仰ってました。
【担当歯科医師より】
「色、性状の異なる素材を複数使い分けて自然な歯の色と形を表現しました。境目が分かりにくい工夫もしています。 そんなに喜んでいただけると、こちらもとても嬉しいです。」
最後に、ダイレクトボンディングのリスクとは?
・咬み合わせや強い衝撃によりかけることがある(セラミックと違い、全部外す必要はなく、部分的な補修で対応できる)
・経年劣化で変色の可能性がある(研磨すると新鮮面が出て綺麗になることがある)
・耐久性はセラミックよりは劣る(セラミックよりは硬くないが、歯と同じ程度の硬さ。よって、歯と同じスピードですり減ってくれるので噛み合わせの負担はかかりにくい)
・広範囲の治療はできない(※要相談)
・術者により仕上がりが異なる(事前に仕上がりの相談が重要)
・1回の施術時間が長くかかることがある
冒頭にあったお悩みの全てをこのダイレクトボンディングのみで治療することはできませんが、にじいろのドクター全員で機能的にも見た目的にもお悩みを解決できるように選択肢を提示しています。
見た目を重視される方は、ホワイトニングと併用して歯全体をより白く綺麗にすることも可能ですのでぜひご相談ください。
コストを抑えたい方やお仕事で時間がなかなか取れない方は、技工所を通さず直接お口の中で形を整えることができるダイレクトボンディングがおすすめです。セラミックよりも安価で行うことができ、最短一日で終わることが殆どですので、お悩みの方は是非一度ご相談ください。
『ダイレクトボンディング希望』と口頭でも問診票でもお伝えいただけますと幸いです。
生涯健康な自分の歯でいるために、基本的に、歯は多く削らないことが大事です。
歯を殆ど削らず、銀歯よりも審美性が高く技工所へお願いする詰め物より安価なダイレクトボンディング。
カウンセリングを充分に行いメリットデメリットをお話させていただいた上で、一つの選択肢として選んでいただけたらと思います。