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🌸 新学期が落ち着いた今、歯の健康を見直してみませんか? 🌸
2025年5月8日(木)
ゴールデンウィークが明けて、日常のリズムに少しずつ戻ってきた頃かと思います。
連休中の生活リズムの変化や、お出かけ先での間食・甘いものの増加などで、お口の中の環境の変化を感じている方はいませんか。特にお子さまの場合、学校生活が本格的に始まるこの時期は、疲れやストレスがたまりやすく、それがお口のトラブルにつながることもあります。
また、春は学校での歯科検診が行われる時期でもあり、虫歯やかみ合わせなど、思いがけず「要受診」のお知らせを持ち帰ってくるお子さまも少なくはありません。
もちろん、検診で「異常なし」となり、安心した方もいらっしゃると思います。
ただし、学校の検診では、見た目では分かりにくい初期の虫歯や歯並びに関するご相談、磨き残しのチェックなど、すべてを網羅することは難しい場合もあります。
より専門的な検査や診療を通じて初めて気づくこともありますので、気になる点がありましたら、ぜひ一度歯科医院での受診をご検討ください。
当院では、お子さま一人ひとりの成長に合わせた丁寧な診療を心がけています✨
「ちょっと気になるな」と思った時にご相談いただくことで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。
小さな虫歯も早期に見つけて治療することで、将来的な負担をぐっと減らすことができますし、正しい歯みがきの仕方を知ることで、虫歯を予防する力もついていきますよ。
生活リズムが変わりやすく、ストレスや食生活の影響でお口の中にも変化が出やすいこの時期だからこそ、お子さまの気持ちに寄り添ったやさしい診療を心がけています。
小さなお子さまにはキッズスペースをご用意していますので、歯医者さんが苦手なお子さまも、大歓迎です!
また、お時間に余裕があれば、保護者の皆さまも一緒にご受診いただけると嬉しいです。
日々の忙しさでつい後回しになりがちなご自身のお口のケアですが、この機会に親子そろって歯の健康チェックをし、新学期をすっきりした気持ちで過ごしませんか?
ご予約やご相談は、お気軽にお問い合わせください😊 -
砂糖の摂取量とむし歯の関係~現代人が摂りすぎている甘いリスク~
2025年3月21日(金)
「お砂糖の摂り過ぎはむし歯の原因になる」ということは、多くの方がご存じかと思います。ですが、実際にどのくらいの量を摂っているか、意識したことはありますか?
日本人の1日あたりの砂糖摂取量は、明治時代初期では5.4gだったのに対し、2004年には54gと、10倍にも増えています。これはスティックシュガー(3g)で約18本分、白砂糖では大さじ6杯分に相当します。
特に1974年には砂糖の消費がピークを迎え、1日あたりの摂取量が70.1gに達し、その当時の6歳児の97%がむし歯を抱えていたというデータもあります。
現在は予防意識が高まり、6歳児のむし歯の割合は45.5%まで減少しましたが、それでもまだ多くの子どもがむし歯になっています。
砂糖の摂取量が多い国としてアメリカが挙げられます。
アメリカでは一人当たり1日67.5gの砂糖を摂取しているとされ、実際には100g以上に達しているという説もあります。その影響で、糖尿病患者・予備軍の数は1億人を超え、国民の3人に1人がリスクを抱えている状況です。
世界的に推奨されている砂糖の摂取基準は1日25gですが、普段何気なく口にしている食品には、多くの砂糖が含まれています。
例えば、
✅ ケーキ1切れ:約20~25g
✅ 板チョコ1枚(50g):約25g
✅ 菓子パン1個:約15~20g
✅ コーラ(500ml):約50~60g特に清涼飲料水は砂糖の含有量が高く、飲みすぎは肥満・糖尿病・むし歯・心血管疾患などのリスクを高めるといわれています。
そのため、低糖や無糖の選択、子どもの食育を通じて、摂取量を意識することが大切です。
当院では、マイクロスコープを用いた精密治療を行い、むし歯の早期発見や、精度の高い詰め物・被せ物の治療に力を入れています。
しかし、最も大切なのはむし歯をつくらないこと!!🦷✨
日々の食生活を見直し、糖分の摂取を適量に抑えることで、大切な歯を守ることができます。気になることがあれば、ぜひマイクロスコープセラミック歯科医院までお気軽にご相談ください。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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丈夫な心と体を育むための口腔育成と小児口育トレーニング
2024年12月17日(火)
建物が長く持ちこたえるためには、何よりも「基礎」が重要です。例えば、家を建てるときも、土台がしっかりしていなければ、どんなに立派な家でもすぐに崩れてしまいます。
この考え方は、子供たちの成長にも当てはまります。
特に幼少期は、心と体の「基礎」を作る重要な時期です。この時期に適切な運動や習慣を取り入れることで、子供たちは丈夫な体と健全な心を育むことができます。
「感覚統合」というのは、私たちが日常生活で自然に使っている、いろんな感覚をうまくまとめて働かせることを言います。たとえば、バランスを取ったり、姿勢を保ったり、物を持つときの力加減、周りの人とコミュニケーションを取るときなど、いろんな感覚を同時に使っています。
しかし、子どもたちの中には、これがうまくできなくて、体の動きがぎこちなかったり、集団での遊びが苦手だったりする子もいます。そういった子供たちが、いろんな感覚をバランスよく使えるようにサポートしてあげる考え方が「感覚統合」です。
子供によって足りない感覚は様々で、それを補うことがバランスの取れた成長を支える大切な要素となり、一人ひとりに合わせたアプローチが大事になってきます。
当院、にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院では、子供の「口腔育成」に力を入れています。口腔は、食べることや話すことだけでなく、全身の健康にも影響を与える大切な「基礎」となる部分です。正しい噛み合わせや口の使い方は、栄養摂取、様々な姿勢や呼吸にも関係し、子供の健康的な成長に欠かせません。
★「小児口育トレーニング」の実施
「小児口育トレーニング」を実施し、子供たちの口腔の健やかな成長をサポートしています。噛み合わせや口の動かし方を正しく導くことで、将来の歯並びや全身の健康にポジティブな影響を与える基盤を作りたいと考えています。
丈夫な心と体を育てるために、正しい口腔の発育を通じて、子供たちの成長をしっかりと支えていきましょう。
★「小児口育トレーニング」ってどんなことをするの?
当院では、日本小児口腔発達学会認定の口腔機能支援士である歯科医師と歯科衛生士がそれぞれのお子さんに合わせた口腔育成トレーニングを提供しています。これにより、正しい噛み合わせや飲み込み方、呼吸法を身につけ、お子さんの健やかな成長をサポートします。
さらに、体全体の発達に重要な足の成長に着目しています。サーモシートを使用してお子さんの足裏の状態を確認し、足の使い方を観察します。適切な靴選びなどの指導を行うことで、姿勢の改善や健康な体作りをサポートしていきます。
*基本的に保険診療の中で指導させていただいていますが、一部自由診療の内容を含んでいますので、詳しくはお問合せください。
お子さんは成長と共に変化していくため、その時々に必要なサポートを適宜おこなわせていただきます。難しい事を行うのでは無く、楽しく日常生活に取り入れ易い工夫をしながらお伝えしていきますので、保護者の方もどうぞご協力ください。
これからもにじいろマイクロスコープセラミック歯科医院は、長期的にお口の健康を構築し守るサポートを続けていきます。
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「離乳食おはなし会」開催‼😊
2024年8月10日(土)
離乳食は、赤ちゃんの食事だけでなく、口腔の発達にも影響を与えます。
にじいろ院内で歯科にまつわる、離乳食の作り方のコツや食べさせ方をお話します😊
\✨ご予約受付中✨/
9月10日 (火)
12時~12時45分
参加費 2500円(3名まで)講師の芝原智子さんをお迎えしてお待ちしております😊
お申込みは当院まで
お電話にて承ります😊
03‐3922-2416
____________✨
大泉学園北口より徒歩3分
親切、丁寧がモットーです!
日曜も診療
☎ 03‐3922‐2416
_____________✨ -
口元の筋肉「舌筋」を鍛える「あいうべ体操」ご存知ですか?
2024年7月2日(火)
みなさん、こんにちは。
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院です。みなさんは、『あいうべ体操』という、舌の筋肉「舌筋」をはじめ口元の筋肉を鍛えられる体操をご存じでしょうか?
聞いたことある方は、『あいうべ体操』の正しいやり方を知っていますか?
〈あいうべ体操のやり方〉
あいうべ体操は「あ〜」「い〜」「う〜」「べ〜」と口を動かすだけの簡単な体操です。
声は出しても出さなくてもかまいません。
口をしっかりと大きく動かすのがポイントです。
10回を1セットとして、1日3セット行うと効果的と言われております。
行うタイミングは歯磨きの後や就寝前がおすすめです。
はじめは疲れたり、筋肉痛が出たりしますので、慣れるまでは2〜3回に分けた方が続けやすいかもしれません。
〈あいうべ体操の効果〉
口呼吸の予防・改善です!
正しい舌の位置は上あごのくぼみにピッタリとくっついている状態です。
正しい舌の位置のことを「スポット」といいます。
ところが、舌の筋肉が衰えると位置は下に下がってしまいます。
舌の位置が下に下がってしまうとポカンと口が開きやすくなってしまうのです。
あいうべ体操を行うことで口周りや舌の筋肉が鍛えられ、舌が正しい位置にくると自然と鼻呼吸になり口呼吸やポカン口の改善に繋がります。
☆口呼吸をやめることによる効果
・虫歯や歯周病のリスク低下
・いびき改善
・口臭やドライマウスの改善
・歯並びの改善
ここでポイント!
口呼吸は歯並びにも影響を及ぼします。
口が開きっぱなしになっていると下顎が常に下がっていることになり、同時に舌の位置も下がり口周りの筋肉が発達しません。
成長期に鼻を使わず口呼吸をする習慣が付いてしまうと、上の歯がきれいに並ぶスペースが不足し、歯がぎゅうぎゅう詰めになってしまう可能性があるため、結果として将来の歯並びにも影響していきます。
にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院では、お子さまの定期検診の時に『リットレメーター』を使用しております。
(口腔機能発達不全症のお子さまが対象になります)
『リットレメーター』とは、口唇閉鎖力を測定できるものです。
あいうべ体操を継続していくと、だんだんお口の周りの力が鍛えられていくので、リットレメーターの数値も上がることが期待できます。
定期検診の時に一緒に確認していきましょう!
あいうべ体操はとても簡単でいつでもどこでも取り組むことができるトレーニングです。
日常に取り入れて継続していくことが大切になってきます。
是非ご自宅などでチャレンジしてみてください♪
引用:
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お口の機能や発達を改善 歯科医院でのトレーニングのメリット
2024年6月7日(金)
◆「口腔機能発達不全症」とは
「口腔機能発達不全症」という言葉を耳にしたことはありますか?
簡単に説明すると、正しい姿勢+食べる、飲み込む、呼吸する、話す等のお口の機能が十分に発達していない状態のことをいいます。
それによりどのようなことが起こるかというと、むし歯のリスクが上がる、歯並びが悪くなる、口呼吸になる、睡眠が悪くなる、ADHD的症状が出る等のことが挙げられます。
お口の機能が低下しているということは、お口の健康や姿勢、集中力の低下、お顔の印象など、様々な影響を引き起こす可能性があります。
以前もお伝えしたように、「加齢による口腔機能の変化のイメージ図」を見ていただくと、生涯の健康のための基礎は小児期に築かれ、年齢と共に口腔機能が下降していくことがわかるかと思います。
よろしければ前回のブログもご参照ください。
https://www.nijiiro-shika.jp/blog/post/2827/
➡歯科医院でのトレーニングにより、お子さまのお口の機能を向上し、成長や発達に伴う改善を目指していきませんか?
◆「口腔機能発達不全症」に当てはまる?
・お口がポカンと開いている
・食べこぼすことが多い
・鼻呼吸ではなく口で呼吸をしている
・滑舌が良くない
これらに当てはまることがあれば、「口腔機能発達不全症」の可能性があります。
お子さんのお口の機能や成長、発達が気になる方は、当院のスタッフにご相談ください。
「口腔機能発達不全症」は小児期からのトレーニングで改善でき、機能発達の促進を期待できます。
例えば、親子一緒にできる遊びのような舌のトレーニングは、とても有効ですよ。
◆トレーニングのゴールは?
このトレーニングの最終的な着地点は何かというと、歯並びをよくしたり、正しい噛み合わせを求めるものではありません。
トレーニングを行うことで、正しい舌の使い方を身につけ、食べる、話す等の機能面を発達させていくことが理想的です。
トレーニングは楽しく長く続けることがポイントです。
少しずつコツコツ続けることで、効果を感じてみてくださいね。
大人になってからも、遅いことはありません。
お口の機能を鍛えることで、いつまでも若々しくいたいものです。
親子でお口周りの機能を正しく保っていきましょう。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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学校で歯科検診はしましたか?😊
2024年4月23日(火)
新学期がスタートいたしました✨
検診で虫歯が見つかったお子様や、歯茎の腫れ、噛み合わせに問題があったお子様は…
学校から用紙をもらいましたでしょうか❓そんなお子様は用紙をお持ちになって、ご来院ください😊
マイクロスコープを使用し、再度しっかりと確認させていただきます👀学校検診では見つからなかった肉眼では見つけることが難しい虫歯もマイクロスコープの視野下で見つけることが可能です。
歯科検診で異常がなかったお子様の検診のご予約も承ります。
【お知らせ】
現在ご予約が取りづらくなっております。
WEB予約に空きがない時間も、お電話でご予約を承る事が出来る場合がございます📞ご予約お待ちしております😊
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大泉学園北口より徒歩3分
親切、丁寧がモットーです!
日曜も診療
☎ 03‐3922‐2416
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シーラントで未来の歯を守りましょう
2024年4月17日(水)
皆さま、こんにちは。
桜の新緑も鮮やかになり、風が心地よい季節になりましたね。
4月も半ばを過ぎましたが、新年度の慌ただしさも少し落ち着き、新生活に慣れてきた頃でしょうか。
今回は、歯の健康を守る方法の1つであるシーラント治療についてご紹介いたします。
笑顔の絶えない季節に、歯も健やかに保ちましょう。
シーラント治療とは
むし歯予防のための処置です。
元々ある歯の溝に樹脂を流して埋めることで、溝からのむし歯を予防する方法です。
萌出したばかりの歯の質がまだ弱い歯に行うのがおすすめです。シーラントが必要な理由
深い溝には食べカスや細菌が入りやすく、歯ブラシなどでは簡単に取り除くことが出来ない場所になるため、むし歯が発生するリスクが非常に高いからです。シーラントのメリット
①シーラント材に含まれてるフッ化物がじわーと歯に浸透し、歯の再石灰化を促進します。
②歯の溝がシーラント材で塞がれるので、歯ブラシも当たりやすく汚れが溜まりにくくなります。
③歯を削らないため痛みはありません。シーラントのデメリット
シーラントが取れてしまうことがあります。シーラント治療は樹脂を流して固めているだけなので、通常の詰め物より取れやすくなっています。
何度でも治療することが出来ますので、早めに歯科医院に受診しましょう!
また、定期的にシーラントがとれていないか、他にむし歯がないかを定期的に検診に来てください。まとめ
シーラントはむし歯予防に効果的な処置です。
また、様々な器具を使用するため歯医者さんに慣れる練習にも最適です。
気になる方はぜひご相談ください。にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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成長発育に応じたお口のトレーニングで、全身の健康を目指しましょう【後編】
2024年3月18日(月)
前歯で自ら噛むという行為は、意外と小さいお子さんには難しいことをご存知でしょうか。
小さく切ったものばかりだと、噛む練習ができず上手に飲むこともできなくなります。
適切な一口量がわからず、お口の中に沢山の食べ物を詰め込みすぎてしまうということはよくあることです。
かじり取る行為を繰り返すことで、お子さんは自ら適切な一口量を学んでいくことができるそうですよ。
前歯でカブッとかじり取ることにより、前歯に刺激を与え、顎にも刺激加わり、顎の発達を促してくれます。
正しい顎の成長は、全身の健康へ繋がります。
顎が正しく成長することにより、鼻の通り道を確保することができ、心肺機能を促進してくれます。
また、お口周りの成長は、顔や首の骨格の発達を促し、全身の機能や骨格の発育に繋がり、身体が成長することで、内臓の位置が適切になり、その機能も向上していくといわれています。
お子さんが健康に成長するためには、口周りの発達が重要だということですね。
乳幼児期・学齢期の口腔機能は、成長と共に常に変化していきます。
「加齢による口腔機能の変化のイメージ図」を見ていただけたらわかるように、生涯の健康のための基礎は、小児期に築かれます。
現在、高齢者人口の増加により、高齢期に口腔機能が低下すると、咀嚼が困難になり栄養不良になってしまい、フレイルや誤嚥のリスクが高まるというニュースを耳にするかと思います。
健康な生活を維持するためには、小児期に適切な水準まで口腔機能を発達させることが重要になってきます。
舌の動きや位置、唇の筋力、咀嚼や発音、そして姿勢などに焦点を当てたトレーニングを行うことで、歯並びや口の健康を改善することができます。
将来考えられるトラブルを未然に予防するためには、口の使い方を改善していきましょう。
そのためにも当院では、お子さんにどのような舌癖があり、どこの筋肉が弱いかなどを判断した上で、様々なアプローチに取り組んでいます。
低年齢のお子様から行える楽しいお口のトレーニングにより、健やかな成長をサポートしたいと考えています。
効果には個人差はありますが、トレーニングを親子間のコミュニケーションの1つとして捉えてみてください。
お子さまの変化や効果を実感していくことで、楽しく取り組むことができるよう、専門の歯科衛生士が様々なプログラムをご用意しております。
お口のトレーニングにご興味のある方は、にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院まで、お気軽にお問い合わせください。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院
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成長発育に応じたお口のトレーニングで、全身の健康を目指しましょう【前編】
2024年2月29日(木)
最近では、むし歯や歯周病の「予防」意識が広まってきています。
検診の際などに、お子さんのむし歯が少なくなっていることにも気がつきますが、一方でお子さまの噛み合わせや歯並びの問題が増えていることも事実です。
そこで、当院ではお子さまの不正歯列や不正咬合を防ぐためにもお口のトレーニングに取り組むことにしました。
特に注意すべき点は、「口呼吸」です。
口呼吸をしているお子さまほど、歯並びが悪くなりやすい傾向があることをご存知でしょうか?
この問題を解決するために、マウスピース型の器具を使用することが近年では広まっていますが、当院では、「口呼吸の原因は何か?」という根本的な視点に着目し、その改善をはかることに力を入れています。
口呼吸の原因はいくつかあります。
そもそも低年齢のお子さまの鼻腔は小さいため、多くの酸素を取り入れようとすると自然に口呼吸になりやすいのです。
それが習慣化されてしまい、ポカン口になりやすくなっていると言われています。
また、これからの季節は花粉飛散量も多くなり、花粉症をお持ちのお子さまは鼻が詰まってしまい、普段よりも口呼吸になりやすいかとも思います。
辛い季節ですね。
歯科的な観点で、口を常に開けているとどのようなことが起こるかというと、顎の成長や歯並びに悪い影響を与える可能性が出てきます。
お口の中が乾燥すると汚れがつきやすくなってしまうため、歯茎の炎症、歯周炎や虫歯、口臭の原因にもなってしまいます。
現代人は食事にかける時間が短くなり、軟らかい食べ物を好むようになったことも相まり、噛む回数が減ると同時に、噛む力も弱くなってきています。
そうなってしまうと、口の周りの筋肉が発達せず、未来人は顎が小さくなっているともいわれています。
「お子さまは、前歯でガブッとかじり取ることはできていますか?」
次回はこのテーマに関してお話をしていきたいと思います。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科医院