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デジタル技術を用いたインプラント治療
2020年12月23日(水)
今回は、インプラント治療についてお話します。
「インプラント治療」という名称は、一般にもかなり浸透してきています。
新聞や雑誌でインプラント治療が取り上げられていたり、テレビで芸能人が治療を受けたという話をしているのを、見たり聞いたりしたことはありませんか?
もしかしたら「実際に治療を受けた」という方も、この記事を読んでいただいている中にはいるかもしれません。インプラント治療とは、簡単に言えば、歯を失ってしまった箇所に人工の歯根を埋め込んで、その上にセラミックなどで作られた歯を装着するという治療法です。
この治療も、練馬区大泉学園にじいろマイクロスコープセラミック歯科の提唱する「長期予防的低介入治療」の一つになります歯を失ってしまった場合の3つの治療法
もし歯を失ってしまった場合、原則的に治療法は3つしかなく、その中から選択する必要があります。
①歯を失った部分に入れ歯を装着する(義歯治療)
②歯を失った部分の両隣りの歯から連結した修復物を装着する(ブリッジ治療)
③歯を失った部分に人工の歯根を埋入してその上に修復物を装着する(インプラント
①の義歯治療では、入れ歯のバネを周りの歯に引っ掛ける必要があります。これは周囲の健康な歯に大きな負担をかけることになります。
②のブリッジ治療では、そもそもブリッジを装着するために、両隣の歯を削らなくてはなりません。本来健康であるはずの歯を削ってしまうので、その歯の寿命は確実に短くなります。
※①と②の治療は、周囲の歯の健康に大きなリスクを与えることになります。
一方③のインプラントは、他の歯に悪影響を与えません。単体で完結する治療になるのです。当院の「長期予防的低介入治療」という考えに、もっとも合致する治療といえます。
インプラントの安全性を高めるCT
しかしこのインプラント治療は、その危険性を指摘する報道が散見されるようになっているのも事実です。
漠然と「危険な治療だ」と感じていらっしゃる方もいると思います。そこで治療の安全性を高めるために、最近では治療前にCT撮影を行って診断を下すことが一般的になってきました。
そもそも人のあごの骨の中には血管や神経が入り組み、骨の厚みが薄くなっている箇所もあります。その中に人工の歯根を埋入するため、危険性が高いのです。
CTでは、従来のレントゲンの様に平面ではなく、三次元の立体画像としてあごの骨を撮影することができます。
そしてパソコンのシミュレーションソフトを用いて、血管や神経を避け、骨の中にしっかりと人工歯根を埋入できる、安全で正確な位置・角度・距離を割り出すことができるのです。デジタル技術の進歩により、インプラント治療の安全性が非常に増しています。
シミュレーション通りにインプラントを埋入するために
しかし、そうして安全で正確な埋入方法を割り出したとしても、そのシミュレーションどおりに埋入できなければ全く意味がありません。
フリーハンドで人工歯根を埋入してしまっては、その理想的な位置・角度・距離を実現することは不可能です。
そこでパソコン上でシミュレーションした内容(人工歯根を埋入する位置・角度・距離)のとおり埋入できるよう、ガイド(サージカルステント)を必ず制作します。
このガイドに沿って人工歯根をあごの骨に埋入すれば、シミュレーションで割り出した位置・角度・距離のとおり、安全に施術を行うことができます。現状では、このガイドを用いたインプラント治療は一般化しおらず、CT撮影をすることだけがクローズアップされているのが現状です。
CT撮影はあくまで診断であり、その診断どおりに正確に施術を行うことが重要です。当院では最新のデジタル技術を用いて、診断から施術まで一貫した治療を実現するために、インプラント治療では100%このガイドを用いています。
練馬区大泉学園にじいろマイクロスコープセラミック歯科では経験豊富なインプラント認定医による無料相談、無料メール相談を行っております。ご希望の方は、以下よりお申し込みください。