-
インプラントとブリッジの違いについて
2024年4月14日(日)
こんにちは。今回は、歯を失ってしまった場合の治療法として知られているインプラントとブリッジの違いについて詳しく説明します。
インプラントとは?
インプラントは、歯を失った部分に人工の歯根(チタン製のネジ)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を被せる治療法です。インプラントは、自分の歯のように見え、機能も自然な歯に近いのが特徴です。
メリット
– 自然な見た目と機能性
– 隣接する歯に影響を与えない
– 顎の骨を刺激し、骨の萎縮を防ぐ
– 長期的な耐久性
デメリット
– 手術が必要
– 治療期間が長い
– コストが高い
ブリッジとは?
ブリッジは、失った歯の両隣にある健康な歯を削って、その上に人工の歯を被せる治療法です。ブリッジは、失った歯の隙間を埋めるために、健康な歯を利用して人工の歯を固定します。
メリット
– 治療期間が短い
– インプラントと比べてコストが低い
– 見た目が自然
デメリット
– 隣接する健康な歯を削る必要がある
– 隣接する歯への負担が大きい
– 顎の骨の萎縮を防ぐことができない
– インプラントと比べて耐久性が低い
インプラントとブリッジの比較
治療期間
インプラントは、手術後に顎の骨とインプラントが結合するのを待つ必要があるため、治療期間が長くなります(3〜6ヶ月)。一方、ブリッジは、健康な歯を削って人工の歯を被せるため、治療期間が短くて済みます(2〜3週間)
コスト
インプラントは、手術や材料のコストが高いため、ブリッジと比べて費用が高くなります。ただし、長期的な耐久性を考慮すると、インプラントは Cost-effective な選択肢と言えます。
見た目と機能性
インプラントは、自然な歯に近い見た目と機能性を実現できます。ブリッジも見た目は自然ですが、隣接する歯を削る必要があるため、歯の機能性に影響を与える可能性があります。
顎の骨への影響
インプラントは、顎の骨を刺激し、骨の萎縮を防ぐことができます。一方、ブリッジは、顎の骨への刺激がないため、骨の萎縮を防ぐことができません。
衛生面でのメリット
インプラントは、自然な歯と同じように歯ブラシでの清掃が可能です。適切な口腔ケアを行うことで、インプラント周囲の衛生状態を良好に保つことができます。一方、ブリッジは、人工の歯が連結されているため、歯ブラシが届きにくい部分ができてしまいます。これにより、プラーク(歯垢)がたまりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。
長期的な予後
インプラントは、適切なメンテナンスを行うことで、長期的に安定した予後が期待できます。インプラントは顎の骨と結合するため、噛む力が直接骨に伝わり、顎の骨を刺激し続けることができます。これにより、骨の萎縮を防ぎ、長期的な口腔内の健康維持に役立ちます。一方、ブリッジは、隣接する歯に負担をかけるため、将来的に支台歯(隣接する歯)にトラブルが発生するリスクがあります。また、ブリッジでは顎の骨への刺激がないため、長期的には骨の萎縮が進行する可能性があります。
オーダーメイドの治療
インプラントは、患者様一人一人の顎の骨の状態や歯の形に合わせてオーダーメイドで作製されます。これにより、自然な歯に近い見た目と機能性を実現できます。また、インプラントは隣接する歯に影響を与えないため、残存している自然な歯を大切に保存することができます。一方、ブリッジは、隣接する歯を削る必要があるため、自然な歯の構造を変化させてしまいます。これにより、歯の機能性や見た目に影響を与える可能性があります。
適切な治療法の選択
歯を失った場合、個人の口腔内の状態、予算、治療期間など、様々な要因を考慮して適切な治療法を選択する必要があります。にじいろマイクロスコープセラミック歯科では、患者様一人一人のニーズに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
インプラントとブリッジはどちらも歯を失った際の有効な治療法ですが、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分に合った方法を選ぶことが重要です。歯を失った場合は、早めに歯科医にご相談ください。
当院では、マイクロスコープを使用した精密な治療を行っております。マイクロスコープを使うことで、肉眼では見えない細かい部分まで拡大して治療を行うことができ、より高品質な治療を提供できます。また、セラミック材料を使用することで、自然な見た目の歯を再現できます。
歯を失ってしまった場合でも、インプラントやブリッジなどの治療法により、美しい笑顔を取り戻すことができます。にじいろマイクロスコープセラミック歯科では、患者様のお口の健康を第一に考え、最適な治療法をご提案いたします。お口に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
練馬区大泉学園のにじいろマイクロスコープセラミック歯科では経験豊富なインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、無料メール相談を行っております。ご希望の方は、以下よりお申し込みください。
-
インプラントを高齢で行うデメリットは??
2024年4月14日(日)
高齢になってから歯を失ってしまった場合、インプラント治療を検討する方も多いでしょう。しかし、高齢者がインプラント治療を受ける際には、いくつかのデメリットがあることを理解しておく必要があります。今回は、高齢者のインプラント治療のデメリットについてお伝えします。
1. 治癒期間の長期化
高齢になるほど、身体の治癒力は低下します。このため、インプラント手術後の治癒期間が長くなる傾向にあります。若い方であれば3〜6ヶ月程度で治癒が完了しますが、高齢者の場合は6ヶ月以上かかることもあります。治癒期間中は仮歯を使用することになるため、長期間の不便を強いられる可能性があります。
2. 骨量の不足
インプラントを固定するためには、あごの骨に十分な厚みと密度が必要です。しかし、加齢とともに骨量は減少していきます。特に、長期間にわたって歯を失っていた場合、骨の吸収が進行している可能性が高くなります。骨量が不足している場合、インプラント治療を受けられないことがあります。骨量を増やすための骨造成術を併用する必要が出てくるため、手術の回数が増え、治療期間も長くなってしまいます。
3. 全身疾患のリスク
高齢になるほど、心疾患や糖尿病などの全身疾患を抱えている方が増えます。これらの疾患がある場合、インプラント手術中や手術後の合併症のリスクが高くなります。感染症や創傷治癒の遅延といった問題が起こる可能性があるのです。全身疾患がある方がインプラント治療を受ける場合は、主治医と連携を取りながら、慎重に進める必要があります。
4. 手術の侵襲性
インプラント手術は、局所麻酔や静脈内鎮静法を用いて行われますが、高齢者にとっては身体的な負担が大きい場合があります。特に、心疾患や呼吸器疾患がある方は、麻酔のリスクが高くなります。手術時間が長くなると、体力的な負担も大きくなるため、高齢者には短時間で終了する手術方法を選択することが望ましいでしょう。
5. メンテナンスの難しさ
インプラントは、自分の歯と同じようにブラッシングやフロッシングでしっかりとケアする必要があります。しかし、高齢になると手先の器用さが低下し、口腔内の清掃が難しくなることがあります。メンテナンスが不十分だと、インプラント周囲炎を引き起こし、インプラントを失う原因にもなりかねません。高齢者がインプラント治療を受ける際は、メンテナンスについても十分に検討する必要があるでしょう。
6. 費用の負担
インプラント治療は、保険適用外の自由診療となります。1本あたり約50万円程度の費用がかかるため、複数本のインプラントを入れる場合は、かなりの額になってしまいます。年金生活者にとっては、大きな経済的負担となる可能性があります。
7. 審美面での制限
高齢者の方は、歯茎の退縮や骨の吸収が進行しているケースが多いため、審美面での制限が生じる可能性があります。歯茎の位置が下がることで、インプラントの土台となるアバットメントが見えてしまったり、歯冠の長さが不自然になったりすることがあります。また、天然歯との色調の差が目立ちやすくなるため、審美性を追求するには、セラミックの色調選択に注意が必要です。
8. 咬合力の低下
加齢に伴い、咀嚼筋の筋力が低下するため、高齢者の方は咬合力が弱くなる傾向にあります。インプラントは天然歯と比べて感覚が鈍いため、強い力で噛みしめすぎると、インプラントに過剰な負荷がかかり、トラブルの原因になることがあります。また、対合歯が天然歯の場合、インプラントの咬合力が強すぎると、対合歯を痛めてしまう可能性もあります。高齢者のインプラント治療では、咬合力のバランスを慎重に調整する必要があります。
9. 長期的な予後の不確実性
インプラント治療は、長期的な予後が期待できる治療法ですが、高齢者の場合は、全身状態の変化や口腔内の環境の変化によって、予後が不確実になる可能性があります。特に、認知機能の低下によって口腔衛生管理が困難になった場合、インプラント周囲炎のリスクが高まります。また、骨粗鬆症の進行によって、インプラントの支持力が低下することもあります。高齢者のインプラント治療では、長期的な予後を見据えた慎重な経過観察が必要不可欠です。
以上のように、高齢者がインプラント治療を受ける際には、いくつかのデメリットがあります。しかし、インプラントのメリットは大きく、QOLの向上につながる治療法であることは間違いありません。重要なのは、自分の口腔内の状態や全身の健康状態、経済的な面をしっかりと考慮し、医師とよく相談した上で治療方法を選択することです。
まとめ
にじいろマイクロスコープセラミック歯科は、マイクロスコープを使用した精密な治療を提供しております。インプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。患者様お一人おひとりに合った最適な治療計画をご提案いたします。
高齢者の方でもご安心ください。豊富な経験と高度な技術を持つスタッフが、責任を持って対応いたします。お口の健康を取り戻し、充実した人生を送るためにも、ぜひインプラント治療をご検討ください。
練馬区大泉学園のにじいろマイクロスコープセラミック歯科では経験豊富なインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、無料メール相談を行っております。ご希望の方は、以下よりお申し込みください。