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  • インプラントのぐらつきの原因は?

    2023年12月5日(火)

    インプラントのぐらつきの原因は?

    結論から言いますと、

    インプラントがぐらつく原因は、大きく分けて以下の2つに分類できます。

    • インプラントと骨がうまく結合していない
    • インプラント周囲炎が進行している

    インプラントは、失った歯の代わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。インプラントは天然歯に近い見た目や噛み心地を提供するとともに、歯周病や骨の吸収などの予防にも効果があります。しかし、インプラントにもトラブルが起こる可能性があり、その中でもよく聞くのがインプラントのぐらつきです。インプラントがぐらつくと、痛みや違和感を感じるだけでなく、インプラントの寿命を縮めたり、最悪の場合はインプラントが外れてしまったりする恐れがあります。インプラントがぐらつく原因は何なのでしょうか?また、ぐらつきに気づいたらどうすればいいのでしょうか?この記事では、インプラントのぐらつきについて、その原因と対処法を詳しく解説します。

    インプラントがぐらつく原因とは?

    繰り返しになりますが、インプラントがぐらつく原因は、大きく分けて以下の2つに分類できます。

    • インプラントと骨がうまく結合していない
    • インプラント周囲炎が進行している

    それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

    インプラントと骨がうまく結合していない

    インプラント治療の成功のカギは、インプラントと骨との結合です。インプラントは、顎の骨に埋め込まれた後、骨とインプラントの表面が化学的に結合することで固定されます。この現象をオッセオインテグレーションと呼びます。オッセオインテグレーションがうまくいくと、インプラントは骨と一体化し、自然な歯のように強固になります。しかし、オッセオインテグレーションが不十分だと、インプラントは骨にしっかりと固定されず、ぐらつきやすくなります。オッセオインテグレーションが不十分になる原因としては、以下のようなものが考えられます。

    • 手術時のオーバーヒート:インプラントを埋め込むために、ドリルで骨に穴を開けますが、このときに摩擦熱で骨がやけどをしたようなダメージを受けると、骨とインプラントの結合が阻害されます。
    • 手術時の位置や角度のミス:インプラントを埋め込む位置や角度が正確でないと、インプラントにかかる力が偏ったり、骨との接触面積が減ったりして、結合が弱くなります。
    • 骨の量や質の不足:インプラントを埋め込むには、一定の量と質の骨が必要ですが、歯を失ってから時間が経過していたり、全身の病気や加齢によって骨が減少したりしていると、インプラントが十分に支えられません。
    • 全身や口腔内の健康状態の悪化:インプラントの治癒には、全身や口腔内の健康状態が重要です。糖尿病や高血圧などの全身の病気や、歯周病や虫歯などの口腔内の炎症は、インプラントと骨の結合を妨げる要因になります。
    • 喫煙や飲酒の影響:喫煙や飲酒は、インプラントの治癒に悪影響を及ぼします。喫煙は、血管を収縮させて血流を悪化させることで、インプラントと骨の結合に必要な栄養や酸素の供給を阻害します。飲酒は、インプラントの表面に付着するタンパク質の構造を変えて、骨との結合力を低下させます。

    インプラントと骨がうまく結合していない場合、インプラントのぐらつきは治療直後から現れることが多いです。しかし、インプラントと骨の結合には、3~6ヵ月程度の時間がかかることもあります。そのため、最初のうちのわずかなぐらつきは、許容範囲内とされることもあります。しかし、ぐらつきが長期間続いたり、強くなったりした場合は、早急に歯科医院に相談する必要があります。

    インプラント周囲炎が進行している

    インプラントがぐらつく原因のもう一つは、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎とは、インプラントに接触する歯茎や骨に炎症が起こる状態で、歯周病に似た症状ともいえます。インプラント周囲炎は、インプラントの表面に付着した細菌の影響で発症します。インプラントの表面は、滑らかに見えますが、実は微細な凹凸があります。この凹凸に細菌が入り込んで繁殖し、歯茎や骨に感染すると、インプラント周囲炎が起こります。インプラント周囲炎は、以下のような段階で進行します。

    • 初期段階:歯茎に炎症が起こり、赤く腫れたり、出血したりします。この段階では、歯茎の清掃や歯科医院でのメンテナンスで改善できます。
    • 中期段階:歯茎の炎症が骨に及び、骨が少しずつ溶けていきます。この段階では、歯科医院での専門的な治療が必要です。インプラントの表面に付着した細菌を除去するために、レーザーや超音波などの機器を用いてインプラントの周囲を清掃します。また、抗生物質や抗炎症薬などの薬剤を処方したり、歯茎の手術を行ったりする場合もあります。この段階では、インプラントのぐらつきが現れることがあります。
    • 末期段階:骨の溶解が進んで、インプラントが完全に外れてしまいます。この段階では、インプラントの再埋め込みが必要になりますが、骨の量や質が不足している場合は、骨移植などの補助的な治療が必要になることもあります。

    インプラント周囲炎は、インプラントの治療後から発症する可能性があります。インプラント周囲炎のリスクを低減するためには、以下のようなことに注意する必要があります。

    • インプラントの定期的なメンテナンス:インプラントの表面に付着した細菌を除去するために、歯科医院で定期的にインプラントのメンテナンスを受けることが重要です。メンテナンスの頻度は、個人差がありますが、一般的には3~6ヵ月に1回程度が目安です。
    • インプラントの正しいブラッシング:インプラントの表面に付着した細菌を除去するために、自宅でのブラッシングも欠かせません。インプラントのブラッシングには、柔らかい毛先の歯ブラシやインターデンタルブラシ、フロスなどを用いて、インプラントの周囲を丁寧に清掃します。ブラッシングの方法は、歯科医院で指導を受けることが望ましいです。
    • 口腔内の健康状態の維持:インプラントの周囲だけでなく、口腔内全体の健康状態を維持することも大切です。歯周病や虫歯などの炎症は、インプラント周囲炎の原因になります。そのため、定期的な歯科検診や自己検査を行い、早期に治療することが必要です。
    • 喫煙や飲酒の控えめ:喫煙や飲酒は、インプラント周囲炎のリスクを高めます。喫煙は、インプラントと骨の結合を阻害するだけでなく、歯茎の血流を悪化させて炎症を慢性化させます。飲酒は、インプラントの表面に付着するタンパク質の構造を変えて、細菌の付着を促進します。そのため、喫煙や飲酒は、できるだけ控えめにすることが望ましいです。

    インプラント周囲炎は、インプラントのぐらつきの原因の一つですが、ぐらつきだけでなく、他にも以下のような症状が現れることがあります。

    • 歯茎の赤みや腫れ
    • 歯茎からの出血や膿
    • 歯茎の後退やインプラントの露出
    • 噛むときの痛みや違和感
    • 口臭や口内の不快感

    インプラント周囲炎の症状に気づいたら、早めに歯科医院に相談することが重要です。インプラント周囲炎は、早期に発見すれば、比較的簡単に治療できますが、放置すれば、インプラントの寿命を縮めたり、失ってしまったりする恐れがあります。

    インプラントは、一度埋め込めば永久に使えるというものではありません。インプラントの長持ちのためには、インプラント周囲炎の予防と早期治療が必要です。


    インプラントのぐらつきでお困りの方は

    練馬区大泉学園にじいろマイクロスコープセラミック歯科では経験豊富なインプラント認定医によるインプラント、オールオン4無料相談、無料メール相談を行っております。他院でのインプラントがぐらついていてお困りの方も対応可能です。ご希望の方は、以下よりお申し込みください。

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