-
歯科技工士とセレック
2021年5月23日(日)
歯科技工士という職業はご存じでしょうか?歯科技工士は歯科医師から指示を受けて、詰め物や被せ物、入れ歯など制作します。患者様とは直接接する機会は少ないですが、歯科技工士は歯科医院に欠かせない存在。また、セレックと呼ばれる機械は、歯科医院にて詰め物や被せ物をコンピューター制御で作製します。歯科技工士とセレックについて紹介します。
歯科技工士とは
歯科治療で歯を削った後に、お口の中に粘土のようなものを入れて型を取ったことはありませんか?その型をもとに、詰め物や被せ物を制作するのが歯科技工士です。
歯科技工士は養成機関で2~3年学んだ後に、歯科技工士国家試験に合格する必要があります。卒業後は歯科技工所や技工施設が整っている歯科医院に勤務することが一般的です。
歯科技工士には高い技術力や仕事の丁寧さ、セラミックといった詰め物や被せ物は審美眼が求められます。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科は依頼する技工所にこだわりがあります
歯科技工士の仕事は、セラミックの詰め物や被せ物、インプラントの人工歯、矯正装置の制作や入れ歯の制作と広い範囲に渡ります。
当院では、モデルや芸能人の歯を制作している、国内の信頼できる美容系ラボに制作を依頼しています。
本物の歯の様な白く透明感のある美しい仕上がりはもちろんですが、治療を施した箇所にしっかりとフィットする精密さも持ち合わせたつめ物・かぶせ物で治療を行います。セレックを導入しています
セレックは口腔内を3D光学カメラでスキャンして、コンピューターで設計し、セラミックのブロックを削って詰め物や被せ物を作製します。全て機械で製作するので、精密な詰め物や被せ物ができます。
■セレックのメリット
・治療期間の短縮
歯科技工所に依頼すると、出来上がるまでに中3~7日ほどかかりますが、セレックは即日~数日で詰め物や被せ物が完成します。
・歯の型を取る必要がない
詰め物や被せ物の型を取るときに、お口の中に粘土のようなものを入れて苦しかった覚えがある方も多いはず。セレックはお口の中に3D光学カメラでスキャンするだけなので、身体的に負担がかかりません。
・セレックに使用するセラミックブロックは高品質
セレックは規格化されたセラミックブロックを使用しています。セラミックは汚れが付きにくく、むし歯の再発(二次カリエス)のリスクが少ないメリットがあります。また、金属を使用しないので、金属アレルギーのリスクがありません。
■セレックのデメリット
・強い衝撃に弱い
セラミックは陶材です。強い衝撃を受けると破損する可能性があります。
・適応症例が限られている
セレックの適応症例は詰め物や被せ物が適応となり、入れ歯やブリッジは作製できません。
・細かい色調の再現が難しい
セレックは自分の歯の色と色調バランスを整えるのが難しく、目立ちにくい奥歯に使用します。審美性を追求する治療では、歯科技工士に依頼して作製しています。
にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科は歯科技工士の「匠の技」とセレックの「最先端の技術」で患者様のニーズにお応えしながら、高いレベルの治療を提供しております。
即日で歯を入れたい方や、審美性の高い歯を入れたい方は、にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科にご相談ください。