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  • インプラントのオールオン4の素材について

    2024年3月21日(木)

    インプラントのオールオン4の素材について

    インプラント治療の中でも人気の高いオールオン4は、implant supported bridge とも呼ばれ、上下の歯を4本のインプラントで支える方法です。従来のインプラント治療と比べ、手術回数や治療期間を大幅に減らせるため、多くの患者さんから選ばれています。オールオン4の成功には、使用する素材の選択が大きく影響します。ここでは、オールオン4に用いられる素材について詳しく解説していきます。

    1. チタン製のインプラント体

    オールオン4で最も重要な役割を果たすのが、チタン製のインプラント体です。チタンは生体親和性に優れ、骨との結合力が高いため、長期的な安定性を確保できます。また、軽量かつ強度が高いので、咬合力に耐えられる設計が可能です。現在では、純チタンよりも強度の高いチタン合金(Ti-6Al-4V)が主流となっています。

    2. ジルコニアの上部構造

    インプラント体の上に装着する上部構造には、セラミックの一種であるジルコニアが広く使われています。ジルコニアは、天然歯に近い色調と透明感を再現でき、審美性に優れています。また、強度と耐久性が高く、長期的に安定した結果が期待できます。ジルコニアは、CAD/CAMシステムを用いて高精度に加工されるため、口腔内での適合性も良好です。

    3. ハイブリッド型の上部構造

    ジルコニアの上部構造に加え、ハイブリッド型の上部構造も注目されています。これは、ジルコニアのフレームにレジン(高強度のプラスチック)を組み合わせたもので、審美性と強度のバランスに優れています。レジンは、天然歯のような色調や質感を再現しやすく、ジルコニアよりも軽量であるため、インプラント体への負担を軽減できます。

    4. チタンのフレームワーク

    上部構造のベースとなるフレームワークには、チタンが用いられることもあります。チタンは、ジルコニアと比べて剛性が高く、咬合力を適切に分散できます。また、チタンは加工性に優れ、複雑な形状のフレームワークを製作できます。ただし、審美性はジルコニアに劣るため、前歯部には適していません。

    5. 素材の組み合わせ

    オールオン4では、インプラント体と上部構造に異なる素材を組み合わせることで、それぞれの長所を活かした設計が可能です。例えば、チタン製のインプラント体とジルコニアの上部構造を組み合わせれば、強度と審美性を両立できます。また、ハイブリッド型の上部構造とチタンのフレームワークを組み合わせることで、軽量化と剛性の確保を同時に実現できます。

    6. 素材選択のポイント

    オールオン4の素材選択では、患者さんの口腔内の状態や咬合力、審美的な要求などを総合的に考慮する必要があります。担当医は、患者さんとの十分な話し合いを通じて、最適な素材の組み合わせを提案します。また、使用する素材の品質や安全性を確認し、信頼できるメーカーの製品を選ぶことも重要です。

    オールオン4の素材選択は、治療の成功と患者さんの満足度に直結する重要な要素です。チタンやジルコニアなどの優れた素材を適切に組み合わせることで、強度、審美性、生体親和性を兼ね備えたオールオン4を実現できます。担当医と十分に相談し、自分に合った素材を選ぶことで、長期的に安定した結果を得られるでしょう。

    【まとめ】

    • – オールオン4では、チタン製のインプラント体とジルコニアやハイブリッド型の上部構造が主に使用される
    • – チタンは強度と生体親和性に優れ、ジルコニアは審美性と耐久性が高い
    • – ハイブリッド型の上部構造は、ジルコニアとレジンを組み合わせ、審美性と強度のバランスが良い
    • – チタンのフレームワークは、剛性が高く咬合力を適切に分散できる
    • – 素材の選択は、患者さんの口腔内の状態や要求に合わせて、担当医と相談して決める

    適切な素材選択と設計により、オールオン4は多くの患者さんに満足いただける治療法となっています。インプラント治療を検討している方は、ぜひ担当医に相談してみてください。


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