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インプラント オールオン4 無料相談・カウンセリング 練馬区大泉学園

大泉学園駅の歯科・歯医者|にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院 大泉学園駅の歯科・歯医者|にじいろマイクロスコープセラミック歯科医院

  • 患者さんとの出会いは一期一会(3)

    2019年1月30日(水)

    過去の症例を振り返るとレントゲン撮影後、上下歯の型取りを行い口腔内写真撮影をし当日に前歯6本の仮歯を入れています。治療の基本は臼歯部の咬合の安定を図ってから前歯の治療に入るのが定石ですが、このケースの場合患者さんの心を掴む為に前歯の審美性の改善を第一に行いました。翌日から前歯の抜髄即充を行い歯肉縁下カリエスに対して歯冠長延長術とい歯周外科処置を用いて対応しました。 写真を見ると左上3にスクリューピンを併用したレジンコアが入っている事に気がつきます。当時はコアをメタルにするかレジンにするか位の認識しかありませんでしたが、根管充填の予後を左右する処置になる為現在当医院では全症例にファイバーコアもしくはポストなしのレジンコアを用いています。あれ程使用していたメタルコアの使用はここ3年間でゼロになりました。マイクロスコープで根管形成後の根管内を確認すると、ガッタパーチャの取り残しやシーラーが根管内に残留しているのが見えます。マイクロエキスカや超音波のチップを用いて根管清掃し根管壁にボンディング材が染み込んでいく感じとレジンセメントが根管内に流れていく様子を見て根管治療の一区切りを感じます。

  • 患者さんとの出会いは一期一会(2)

    2019年1月25日(金)

    病院に限らず歯科医院の用語で初めて来院する方を初診と呼び
    過去に通院していて一定の期間が空き再度来院される方を再初診と呼びます。
    今回のケースは歯科医院に初めて通院する初診の方で50代男性。
    過去にどこかの医院で歯科治療の経験があれば説明や治療を受けている為、説明の労力が軽減されます。これが治療をする側としてはかなり重要で説明が多ければ、くどくて押し付けがましくなり、不足すればトラブルに繋がります。初対面に近い状態であればトラブルを回避する為どうしても説明が過剰になってしまいます。

    そのことを踏まえて現在の自分であればどうしても患者さんとの問診に時間を割き
    なぜ当医院に来たのか?家族の紹介なのか?通院している方の紹介なのか? 
    たまたま近くに住んでいるのか?HPを見て来院したのか?
    家族や通院している方の紹介であれば顔と名前が一致する為、治療が比較的スムーズに進んでいきます。近くに住んでいたり、職場が近くだからといった来医院理由も背景が見えるので治療をする側としてはスムーズです。

    頭を抱えてしまうのが来院の背景が見えない患者さんで、なぜ当医院に来たのかが分からないと治療の提案がしにくく、その部分をお互い擦り合わせしないと治療に進めないという事情があります。
    この症例の場合、来院背景が見えない為全部治して欲しいのか?前歯のみ治療して欲しいのか?今痛いのか?痛みの程度はどうなのか?そもそも通院可能なのか?他の医院と間違えて来ていないかのか?乗数的な組み合わせを10分程度の問診とレントゲン撮影で判断しなければならず、また診療を開始するにあたり説明用の資料を準備しなければならなくなり(準備に2、3時間)そして折角準備はしても実際8割位の患者さんはその後通院が途絶えてしまいその徒労まで視えてしまうのです。
    そしてその徒労が自分だけではなくスタッフや真面目に通院している患者さんに対しても。。。

  • 患者さんとの出会いは一期一会(1)

    2019年1月22日(火)

    歯科医師として臨床に携わっていると年に数例非常に困難な症例に出会います。
    口腔内の状況(歯牙の状態、歯周組織の状態、根尖病巣の有無、抜歯の有無など)
    患者さんの状況(年齢、通院頻度、治療の協力度、外科処置への理解度など)
    全てが不確定で不確実な状態でお互い初対面に近い状況から治療を開始する難しさは
    臨床経験を重ねるほど強く感じるようになりました。
    10年以上前の症例を振り返ってみました。

  • 歯を残す治療 

    2019年1月20日(日)

    右上4咬合性外傷による骨吸収が進行した症例を、歯根端切除後エムドゲインを併用して再生療法を行った症例。

    当初咬合調整を行い経過観察をしていましたが、上行性の歯髄炎を疑う症状が出始めた為根管治療を行い積極的な治療を開始しました。切除療法のみでは骨の再生は期待が薄く長期的な予後を考えエムドゲインを併用しました。根管充填終了後歯肉を切開剥離すると予想通り頬側の根尖まで骨吸収が起こっていて、歯周ポケットと繋がってるいる状態でした。頬側の根尖を切除し不良肉芽を掻爬した後にできたスペースにエムドゲインを充填して縫合しました。術後3ヵ月後程で補綴処置に移行しました。
    現在レントゲン検査で経過を追っていますが骨吸収は改善し順調に経過しています。

    治療期間の目安半年
    通院回数、根管治療2回、根尖切除術1回、消毒および抜糸2回、上部補綴処置3回
    費用の目安 エムドゲイン5万円
    積極的な治療の提案を受け入れて下さった患者さんの判断に感謝します。

  • 自分の臨床を振り返る重要性。

    2019年1月15日(火)

    年末年始の休暇に自分の臨床を振り返る時間を毎年とっています。

    根の治療でお困りの方の一助になればと思い1症例を紹介します。
    使用しているマイクロスコープ(GLOBAL)、ニッケルチタンファイル(デンツプライ)。
    治療の所要時間は根管充填まで1根管につき45分から1時間前後を目安としています。
    ラバーダムの使用はしていません、根管充填終了後マイクロスコープでレジンコアの築造と
    形態修正を行いシリコン印象(現在はセレックシステム)を用いています。
    修復物はジルコニアとセラミック(e-max)修復をしています。
    現在治療終了後2、3年経過しています。

  • 破折ファイルの除去(根管治療)

    2019年1月7日(月)

    2ケースとも初診時のレントゲンから根管内に過去の治療で破折したと思われるファイルが認められます。症状がなければこのまま経過観察をして行きたいのですが、被せ物をやり直す際に根管治療のやり直しを希望されました。 今まで肉眼での治療の際は不可能だと考えていましたが、最近では5割位のケースで除去できるようになってきました。この数字が高いのか低いのかは分かりませんが、マイクロスコープを日常的に使いこなしていなければ出来ないと感じたケースです。

  • 開業6年目を迎えました。

    2019年1月5日(土)

    明けましておめでとうございます。
    にじいろ歯科医院は開業6年目を迎えました。
    開業当初はクリーニングや、定期的なメンテナンスといった予防に力を入れていました。
    現在予防の重要性は変わりませんがマイクロスコープを用いた精密な治療に力を入れています。
    一定水準の技術と機材が揃わないと完治しない病変や症状がある事を痛感します。
    特に根管治療ではマイクロスコープが必須であると感じます。
    治療後の不快な症状が消えない方はご相談下さい。

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