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よく噛んで食べましょう
2022年5月12日(木)
皆さんは、1回の食事で何回噛んでいますか?
邪馬台国の女王、かの有名な卑弥呼の食事ですが、玄米のおこわや乾燥した木の実、干物など硬くて噛み応えのある食材で構成されていたようです。
そのため、当時の噛む回数は1食で3990回とされ、現代人の約6倍と言われています。
一方、現代では柔らかい食事が増えたことで、噛む回数は1食で620回へと激減しています。
「すぐに飲み込まないようにしようね」 「よく噛んで食べよう」 と、普段からお子さんにお話しをしている方も多いのではないでしょうか。
噛むというのは顎の発達に非常に影響があるのですが、子どもは噛むことを意識して食べることが難しいそうです。
かみ合わせが良くない場合や顎の力が弱いことにより、口の中のものを噛めずに飲み込んでしまうケースもあるそうです。早食いや遅食いを続けていると、多くのデメリットが発生してしまいます。
①肥満になりやすい・・・食事のスピードが早いと本人の満腹中枢が反応しにくくなります。子どもの時に肥満児になってしまうと、将来も肥満になる可能性が非常に高いそうです。将来のためにも避けたいことですよね。
②歯や顎に影響・・・しっかり噛むということは、顎の骨を強くし、口周りの筋肉の強化にもなります。口周りの筋肉がつかないと、顔周りが垂れ、表情も作り笑いのように堅くなってしまいます。また、噛むという行為は唾液の分泌にもつながるので、歯の健康にも影響があります。
ただ噛むのではなく、硬いものも噛んだうえで分解できるよう、お子様の食事をよく観察してみてください。
よく噛んで食べるためには、現代人の一口の咀嚼回数は平均約10~20回といわれているそうです。「一口30回」を目標に、いつもの咀嚼回数+10回を意識していきましょう。
また、料理を少し工夫するだけで咀嚼回数がUPします。パスタには歯ごたえのあるものを入れたり、お米に麦を入れたり、 根菜やきのこ類など食物繊維が豊富な野菜を多めにいれてみるのもいいですね。
普段はなかなか意識することが難しく、食事の時間があまり取れないという方や柔らかいものを好む方もいるかと思いますが、今日から「噛む」ことを意識して、より楽しい食事をしてみてはいかがでしょうか。
是非参考にしてみてください。
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