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治療についての記事一覧

  • [治療について]

    銀歯を入れるのは日本だけ!|当院では患者さんと一緒に治療の「完走」を目指しています

    2021年1月29日(金)

    皆さまのお口の中に、保険の銀歯がありませんか?

     

    歯科治療を受けるときに、「保険が効くから銀歯」にしたという方も多いのではないでしょうか。

     

    銀歯は保険で認められているので、安心と思われている方も多いはず。

     

    しかし、「銀歯を入れるのは日本だけ」ということをご存知でしょうか?銀歯は人体に悪影響を及ぼすことから、海外では使用が禁止されている国もあります。

     

    日本では、保険の銀歯治療をする歯科医院が多く存在しています。

     

    しかし、患者さんからは「説明を受けていたら銀歯にはしなかった」という声も多く聞きます。

     

    日本の保険制度では治療の説明に時間を割くことができず、保険治療には限界があるのです。

     

    銀歯の下では虫歯が進行している

    近年、NHKの番組で「銀歯は虫歯になりやすい」と報じられました。歯科の診療では銀歯を外すと銀歯の下では虫歯が進行している状況下にあることがよくあります。

     

    銀歯の中が虫歯になる原因の1つに、肉眼レベルの治療があげられます。

     

    肉眼レベルの診療では虫歯の取り残しや、被せ物と歯の段差を確認することができません。肉眼レベルでは、歯の小さな変化を見過ごされてしまう可能性があります。

     

    当医院では治療の際にマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、肉眼では確認できないわずかな虫歯を発見し、精密で正確、確実、安全性の高い治療を行っています。

     

    保険の銀歯のリスク

    銀歯には虫歯になりやすい他に、以下のリスクがあります。

     

    ・金属アレルギーを起こす可能性がある

     

    銀歯に使用されている金銀パラジウム合金には金12%、パラジウム20%、銀50%前後、銅20%前後、その他の金属からなる合金です。

     

    パラジウムは金属アレルギーを引き起こす可能性が高いとわかっています。

     

    ・被せた銀歯から虫歯になる

     

    銀歯を装着する際に使用するセメントと歯の間に菌が入り込んでしまったり、セメントが劣化してしまったりすると虫歯菌が繁殖し、銀歯の下で虫歯が進行します。

     

    ・歯周病になりやすい

     

    銀歯に使用される金銀パラジウム合金は、表面が非常に傷がつきやすい素材でできています。

     

    傷がついた表面には汚れや菌がつきやすく、歯周病の原因になります。

     

    ・メタルタトゥーを引き起こす

     

    長年銀歯を入れたままにしておくと、金属イオンが溶け出して歯肉に染み込み、歯肉が黒くなるメタルトゥーを引き起こします。

     

    ・ガルバニック電流が起きる可能性がある

     

    銀歯が2つ以上入っている場合、唾液を介して接触するとピリッと電流が走る現象が起こります。

     

    痛み、違和感、金属の味を生じることがあり、金属の腐食の原因にもなります。

     

    当医院では患者さんと一緒に治療の「完走」を目指しています

    銀歯のリスクを知り、銀歯を全て取り除きたい場合は「治療のやり直し」が必要になります。

     

    しかし、治療のやり直しには

     

    ・長い時間

    ・多くの経済的な負担

     

    が発生します。

     

    患者さんの中には早く治療を終わらせたいがために、短期間で治療を希望される方もいらしゃいます。しかし、毎週1本ずつのペースで保険外の治療を受けると、身体的、経済的に負担が大きく、嫌になって途中で治療をやめてしまう可能性があります。

     

    しかし、月に1本ずつゆっくりと治療を行うと、時間はかかりますが、身体的、経済的な負担が大きく軽減できます。

     

    マラソン

    歯科治療はマラソンと同じで、お口の中の理想の状態=ゴールに向かって自分のペースにあった治療をすることが非常に大切です。

     

    当医院では患者さんに「完走する治療を提供する」と同時に、「経済的な負担を軽減できる工夫」も行っています。

  • [治療について]

    当院は歯の根っこの治療に「ラバーダム防湿法」を症例に応じて使用しています。

    2021年1月29日(金)

    当院では歯の根っこの治療に、ラバーダム防湿法を必ず用います。根っこの治療の際に写真のようなゴムをかけられた方は少ないはずです。

     

    それもそのはず、ラバーダム防湿法を行っている歯科医院は約5%と少ないのが現状です。

    根管治療

    虫歯が進行し、神経に達してしまった場合は神経を全て取り除き、綺麗にしなければなりません。神経を取り除き掃除した後は根っこの中に薬とふたをし、最終的に被せ物や詰め物をして治療が終了します。

     

    この神経を取り除く際や根っこの掃除をする際に用いられるのがラバーダム防湿法です。ラバーダム防湿法には4つの役割があります。

    ・感染予防対策

    ・小さな器具の落下防止

    ・粘膜保護

    ・視野の確保

     

    ラバーダム防湿法はあなたの大切な歯を、唾液の中や口の中にある菌から守るための感染予防対策です。 そもそも虫歯とは、口の中にある菌が原因です。

     

    その菌は常在菌と呼ばれているもので、ほとんどの人の口の中に存在しています。食生活の乱れや、歯磨き不足などで汚れが放置されると菌が繁殖し、虫歯になります。

     

    ラバーダムを無しに根っこの治療をすることは、唾液や口の中の菌が根っこの中に侵入を許してしまうのです。治療後すぐには何もなくても、数年後には歯の根っこの菌が繁殖してまい、予後が悪くなります。

     

    ラバーダム防湿法には粘膜保護、小さな器具の落下防止の役割もあります。根っこの治療には特殊な薬剤を使用します。ラバーダム防湿法を行うことによって薬剤による化学的火傷を防ぐことができます。

    ラバーダム

    歯が露出している部分が治療する歯です。ラバーダムを用いることで視野がはっきりわかります。歯の根っこの中に唾液や菌が侵入しないようにクランプという器具を使って歯とラバーダムをしっかり固定します。

     

    ラバーダムを使用した治療は、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)の使用した根っこの治療よりも、ラバーダム防湿法を使用した方が、予後がいいといわれています。 歯科治療の先進国であるアメリカでは、約90%以上の歯科医院でラバーダム防湿法が行われています。

     

    ラバーダム防湿法は根っこの治療を成功させるために必要不可欠です。当院では「長期予防的低介入治療」という治療信念に基づき、根っこの治療時には症例に応じてラバーダム防湿法を用います。

  • [治療について]

    マイクロスコープとタービン

    2020年12月23日(水)

    5倍速コントラ

     

    いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
    ホームページのアクセス解析を見ていると、「精密治療」を提供している歯科医院を探していて、たどりついたという方が多くおられるようです。
    しかしこの「マイクロスコープ」というテーマは、一話だけで語れるものではないので、今後様々な角度からお話しさせていただこうと考えています。

     

    今回は、マイクロスコープとタービン(歯を削るためのドリルを回す、あのキュイーンという独特の甲高い音がする器械)の関係についてのお話です。
    まずそのことについてお話しする前に、「マイクロスコープを用いる意味」について考えてみましょう。

     

    何故「マイクロスコープ」なのか?

     

    メーカーの販売数のデータを見ると、日本全国でマイクロスコープを導入している歯科医院は10%ほどであると考えられます。
    しかしマイクロススコープをしっかりと使いこなせず、「導入した」で終わってしまっている医院が多いように感じられます。

     

    マイクロスコープは視野が大きく拡大され、肉眼では見えないものを見ることができます。これは歯科医師以外の人間が見ても、「凄い!」と素直に驚くレベルのものです。

     

    しかし「ただ大きく拡大されて見える」ということが目的はありません。
    大切なことは「何が見たいのか?」、それを見るためには「どのくらいの倍率で拡大すればよいのか?」ということです。
    それぞれの治療に必要な倍率というものがあるので、むやみやたらに拡大しても意味がありません。
    そしてさらに、正しい倍率で見えたとしても「そこからどうする?」という話になるのです。

     

    電動タービンを使用

     

    ここで、最初に触れた「タービン」の話にもどしましょう。
    タービンとは、歯を削るドリルを回転させるための器械です。
    当院では「あのキュイーンという独特の甲高い音がする」タービンは使用しません。

     

    あの音は、空気の圧力で羽根車を高速回転させ、その回転によりドリルを回している音なのです。
    空気圧で羽根車を回しているため、ドリルの回転力(トルク)は強くありません。
    ドリルが歯に触れると、その抵抗の方が、羽根車を回す空気の力より強くなります。
    結果、ドリルの回転が安定しないことになります。

     

    また足元のペダルで空気のON/OFFのみを制御しているため、回転のコントロールはできません。

     

    そのような器材で、精密で正確に歯を削ることはできません。

     

    精密な治療を実現するためにマイクロスコープを使っているのに、そのような特性の器械を使っていては意味がありません。これが当院がタービンを使用しない理由です。

     

    5倍速コントラ

     

    そこで当院では、電動モーターでドリルを回す「5倍速コントラ」を使用して歯を削ります。
    モーターであるため回転のトルクは常に一定であり、また足元のペダルで回転のコントロールが可能です。これであれば、精密で正確な歯の切削面を描出することができます。

     

    マイクロスコープを用いることが目的ではありません

     

    マイクロスコープは、精密な治療を実現するための、ひとつの手段です。

     

    「マイクロスコープで治療する」=「精密な治療をする」

     

    とは決してならないのです。当院で用いるマイクロスコープ以外の器械・器具・材料にも、全て「精密な治療をする」ための意味があり、理由があり、こだわりがあるのです。

     

    そうして初めて「マイクロスコープによる精密な治療」を実現できるのです。

  • [治療について]

    デジタル技術を用いたインプラント治療

    2020年12月23日(水)

    今回は、インプラント治療についてお話します。
    「インプラント治療」という名称は、一般にもかなり浸透してきています。
    新聞や雑誌でインプラント治療が取り上げられていたり、テレビで芸能人が治療を受けたという話をしているのを、見たり聞いたりしたことはありませんか?
    もしかしたら「実際に治療を受けた」という方も、この記事を読んでいただいている中にはいるかもしれません。

     

     インプラント治療とは、簡単に言えば、歯を失ってしまった箇所に人工の歯根を埋め込んで、その上にセラミックなどで作られた歯を装着するという治療法です。
    この治療も、練馬区大泉学園にじいろマイクロスコープセラミック歯科の提唱する「長期予防的低介入治療」の一つになります

     

    歯を失ってしまった場合の3つの治療法

     

    もし歯を失ってしまった場合、原則的に治療法は3つしかなく、その中から選択する必要があります。

     

    3つの治療法

     

    ①歯を失った部分に入れ歯を装着する(義歯治療)

    ②歯を失った部分の両隣りの歯から連結した修復物を装着する(ブリッジ治療)

    ③歯を失った部分に人工の歯根を埋入してその上に修復物を装着する(インプラント

     

    ①の義歯治療では、入れ歯のバネを周りの歯に引っ掛ける必要があります。これは周囲の健康な歯に大きな負担をかけることになります。

     

    ②のブリッジ治療では、そもそもブリッジを装着するために、両隣の歯を削らなくてはなりません。本来健康であるはずの歯を削ってしまうので、その歯の寿命は確実に短くなります。

     

    ※①と②の治療は、周囲の歯の健康に大きなリスクを与えることになります。

     

    一方③のインプラントは、他の歯に悪影響を与えません。単体で完結する治療になるのです。当院の「長期予防的低介入治療」という考えに、もっとも合致する治療といえます。

     

    インプラントの安全性を高めるCT

     

    しかしこのインプラント治療は、その危険性を指摘する報道が散見されるようになっているのも事実です。
    漠然と「危険な治療だ」と感じていらっしゃる方もいると思います。

     

    そこで治療の安全性を高めるために、最近では治療前にCT撮影を行って診断を下すことが一般的になってきました。

     

    歯科用CT

     

    そもそも人のあごの骨の中には血管や神経が入り組み、骨の厚みが薄くなっている箇所もあります。その中に人工の歯根を埋入するため、危険性が高いのです。
    CTでは、従来のレントゲンの様に平面ではなく、三次元の立体画像としてあごの骨を撮影することができます。
    そしてパソコンのシミュレーションソフトを用いて、血管や神経を避け、骨の中にしっかりと人工歯根を埋入できる、安全で正確な位置・角度・距離を割り出すことができるのです。

     

    デジタル技術の進歩により、インプラント治療の安全性が非常に増しています。

     

    シミュレーション通りにインプラントを埋入するために

     

    しかし、そうして安全で正確な埋入方法を割り出したとしても、そのシミュレーションどおりに埋入できなければ全く意味がありません。
    フリーハンドで人工歯根を埋入してしまっては、その理想的な位置・角度・距離を実現することは不可能です。
    そこでパソコン上でシミュレーションした内容(人工歯根を埋入する位置・角度・距離)のとおり埋入できるよう、ガイド(サージカルステント)を必ず制作します。
    このガイドに沿って人工歯根をあごの骨に埋入すれば、シミュレーションで割り出した位置・角度・距離のとおり、安全に施術を行うことができます。

     

    サージカルガイド

     

    現状では、このガイドを用いたインプラント治療は一般化しおらず、CT撮影をすることだけがクローズアップされているのが現状です。
    CT撮影はあくまで診断であり、その診断どおりに正確に施術を行うことが重要です。

     

    当院では最新のデジタル技術を用いて、診断から施術まで一貫した治療を実現するために、インプラント治療では100%このガイドを用いています。


    練馬区大泉学園にじいろマイクロスコープセラミック歯科では経験豊富なインプラント認定医による無料相談、無料メール相談を行っております。ご希望の方は、以下よりお申し込みください。

  • [治療について]

    予防についての考え方―長期予防的低介入治療

    2020年11月18日(水)

    前回はブログで「負のデンタルスパイラル」のお話をしました。
    このスパイラルの進行を可能な限り止める、遅らせるためには、予防が重要です。

     

    近年では多くの歯科医院が「予防歯科」をうたい、定期的な医院でのクリーニングや自宅でのケアを推奨しています。

     

    もちろん当院でも、3ヶ月~半年に一度を目安に、予防のための定期検診や定期的なクリーニングをお願いしています。

     

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    しかし、この予防もやり過ぎては逆効果になります。
    毎月の様にスケーリングでガリガリと歯の歯石を削り、自宅でも常に過剰なケアを行っていては、オーバートリートメントとなり逆に歯を傷めることになってしまいます。

     

    そこでこの予防については、ケア以外にも重要な要素がもう一つあるのです。

     

    それは「治療の精度」です。

     

    「負のデンタルスパイラル」の項で、「人間の身体は生きている以上歯と修復物は自然と合わなくなってくる、そしてそこからむし歯再発してしまう」とお話しました。
    しかし歯と修復物の隙間を限りなく小さく、適合のよい治療(=精密な治療)を行えば、歯と修復物の良好な状態は長く続きます

     

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    当院ではマイクロスコープを用いて精密な治療を実現しているので、本来であれば治療後数年でむし歯が再発してしまうところを、十年、数十年単位で健康な状態を保つことができるようになるのです。

     

    このような状態の歯であれば、そこまで予防に神経質にならなくても、一般的なケアだけでお口の中の健康を保てるようになるのです。

     

    この治療のあり方を「長期予防的低介入治療」と呼んでいます。
    精密な治療は予防につながるのです。

  • [治療について]

    負のデンタルスパイラルについて

    2020年11月17日(火)

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    一度治療した歯が再びむし歯になってしまう、そんな経験をする方が多くいらっしゃいます。
    「治療後はしっかり歯みがきをしていたのに、むし歯が再発してしまった」という声もよく聞きます。
    このブログを読んでいて、「自分もだ」と思い当たる方もいるかもしれません。

     

    多くの人は「むし歯の治療が終われば、歯は健康な状態にもどって一安心」と考えていると思います。
    しかしそんな期待に反して、むし歯は再発してしまいます。

     

    では何故そのようなことが起きるのでしょうか?

     

    むし歯の治療とは、基本的にむし歯になってしまった部分を削って、修復物を装着します。
    これは身体にとっては、人工的な異物を取り付けられていることになります。

     

    一方、人間の身体は生きています。生きている限り、身体は常に変化していきます。
    髪の毛や爪は伸びていきますし、肌も加齢とともに変質していきます。
    骨の形や硬さも一定ではなく、常に変化しています。

    それと同じように、生きている限り歯質も当然変化していきます。
    しかしそこに装着された人工の修復物の状態は変わらないため、やがて歯の状態と合わなくなってきてしまいます。
    そして歯と修復物の間に小さな隙間が生まれ、そこにむし歯菌が入り込み、再びむし歯になってしまうのです。

     

    つまりむし歯治療は半永久的なものではなく、元々再発のリスクが高いものなのです。

     

    むし歯を再治療したことがある方は思い出してみてください。
    最初は小さなつめ物だったものが、再発後は歯をさらに大きく削って大きなつめ物になったと思います。これを繰り返していけば、歯はやがてかぶせ物になり、最終的には抜け落ちてしまいます。

     

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    これが「負のデンタルスパイラル」です。

     

    大切なことは、まずこのスパイラルに乗らない(=むし歯にならない)こと。
    そして乗ってしまったのであれば、このスパイラルの進行を可能な限り止めること、遅らせることです。

     

    そのことについては、次回の「予防についての考え方―長期予防的低介入治療」でお話いたします。

  • [治療について]

    「にじいろ歯科医院」を「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」にした理由②

    2020年10月22日(木)

    こんにちは、院長の齊間です。
    前回は、何故当院が院名に「マイクロスコープ」を入れたのかをお話しました。

    ⇒前回のお話

     

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    「セラミック」とは陶磁器のことで、歯科では歯科治療に用いる材料です。
    一般的にむし歯になってしまった場合、その部分を削り金属製のつめ物やかぶせ物を装着します。前歯などでは、金属が目立たないように歯の外側に白いプラスチックを貼り付けることもあります。
    「口の中にそのような歯がある」という方も多いと思います。

    セラミックとは、そういった金属やプラスチックに替えて使用する材料となります。
    そして当院は、治療においてこの材料が非常に重要であると考え、院名に取り入れたのです。

    では何故重要なのか?
    その理由を3つに分けて説明します。

     

    1.美しい見た目

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    セラミックは、本物の歯と非常に似通った質感を表現することができます。
    色味はもちろんのこと、光を透過させる自然な透明感やツヤを歯に近づけることができます。
    皆さんもお口の中で、銀歯が目立っていたり、不自然な白さの前歯があったりして、気にってはいませんか?
    セラミックを用いれば、そのお悩みを一瞬で解消することができます。

     

    2.身体への影響

    保険の治療で使用される金属は、一般的には「銀歯」と呼ばれています。皆さんは何となくこの金属を「銀」と思われているかもしれませんが、厳密には違います。これは「金銀パラジウム合金」と呼ばれる物で、その名のとおり複数の金属を混ぜ合わせて作られた合金なのです。

    特にこの「パラジウム」という金属は、様々な問題点が指摘されています。
    他の金属に比べてアレルギーを引き起しやすいことが分かっており、ドイツをはじめとした諸外国では歯科治療に用いることが禁止されています。
    またこのパラジウムが溶け出し歯肉にしみ込むことで、歯ぐきが黒ずんでしまうことも確認されています。
    金属自体から発する微弱な電流が身体に与える悪影響や、発がんの可能性など、完全に証明されていないことも含めれば、この金銀パラジウム合金については様々な問題が提起されています。

    一方セラミックは陶磁器のことなので、身体への親和性は高いです。
    材料を金銀パラジウム合金からセラミックに替えれば、身体への悪影響を大幅に低減することができるのです。

     

    3.治療の精度とむし歯再発の低減

    実は、上記の2点であれば、比較的よく言われていることでもあります。
    しかし当院ではもう一点、セラミックに注目している物性があります。

    それは治療の「精度」です。

    項目2で金銀パラジウム合金の身体への悪影響を挙げましたが、もう一つの問題点が精度なのです。
    どんなに慎重に歯を型抜きしても、この合金では精度を高めることができません。削った歯と金属の修復物の間に、どうしても隙間や段差が生まれてしまうのです。保険治療ではそれをごまかすために、無理矢理接着剤で間を埋めています。
    この治療法では、かなりの確率で(数年後、十数年後に)そこからむし歯が再発してしまうことになります。

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    セラミックという素材は、それに比べて精度を出すことができます。
    削った歯に、隙間なくピタッと嵌まる修復物を作ることができるのです。
    そうすると、その歯はよい状態を長期間保つことができ、むし歯の再発を抑えられるようになります。

    いかがでしょう、セラミックを治療に用いることが重要なことを知っていただけたでしょうか?
    これが当院が、「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」と名乗っている理由です。

    今回お話したことは概論となりますので、今後このブログでもっと詳細なお話をさせていただきたいと考えています。

  • [治療について]

    「にじいろ歯科医院」を「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」にした理由①

    2020年10月17日(土)

    はじめまして、院長の齊間です。
    これから当院で提供する治療について、このブログ上でお話ししていきたいと考えています。
    月に2本ほどは書いていきますので、是非お読みください。

     

    まずは、院名についてお話します。
    当院は元々2014年1月に「にじいろ歯科医院」という名前で開院しました。しかしそこから5年半後の2019年8月に、「にじいろマイクロスコープ・セラミック歯科」へ名称を変更しました。

     

    長くて覚えにくいという方や、変わらず「にじいろ歯科医院」呼ばれる方も多くいらっしゃいます笑。
    しかしこの院名の変更には、これから当院が提供していく歯科医療の方針が込められています。

     

    まず今回は、「マイクロスコープ」についてお話しします。

     

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    マイクロスコープとは、簡単に言えば「歯科治療用の顕微鏡」のことです。
    この器械を使えば、お口の中を最大20倍まで拡大して見ることができます。
    1mmの物が20mmになって見えるということですね。しかしこれは長さのことです。
    面積で考えるとどうでしょうか?
    1mm×1mmの物が、20mm×20mmとなって見える。つまり面積で考えれば400倍の情報量の視野で治療ができることになるのです。
    この差が、治療の精密さに圧倒的な影響を与えます。

     

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    歯の中の神経が通る根管は複雑に入り組んでいて、肉眼では視認できない部分も多いです。
    歯の詰め物などの修復物と歯の継ぎ目にも、肉眼では分からない小さな隙間や段差が存在します。
    それをマイクロスコープの400倍の情報量の視野下で治療を行えば、それらの問題を確実に見つけ確実に処置できるようになります。

     

    この治療の精度の差は、治療後の良好な状態をどれだけ維持できるのかという点に現れてきます。

     

    皆さんは、むし歯治療後にしっかり歯みがきやメンテナンスに取り組んでいたのに、むし歯が再発してつめ物やかぶせ物が取れてしまった、という経験はありませんか?
    これは治療の精度が悪いことに起因します。

     

    そこでマイクロスコープによる精密な治療を行えば、むし歯が再発するリスクが非常に低くなります
    メンテナンスも必要最低限のことを行っていただくだけでOKです。
    例えば一日に何回も歯みがきを行ったり、3ヶ月に1回歯科医院に通いガリガリ歯石を落とすというような、過剰なメンテナンスも必要ありません。むしろオーバートリートメントは歯を痛めることに繋がるので、精密な治療はそういった負担を軽減させる効果もあります。

     

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    このような歯科治療に大きな優位性を生み出すマイクロスコープを、当院では治療時には必ず使用します
    そのことを皆さんにお伝えするために、院名に「マイクロスコープ」を入れました。

     

    ご覧いただきありがとうございます。次回はもう一つのワード「セラミック」についてお話します。

  • [治療について]

    マイクロスコープ導入その後

    2018年7月5日(木)

     

    大泉学園駅 北口徒歩3分、にじいろ歯科医院 院長の斉間です。
    久しぶりにブログを更新します。

     

    マイクロスコープを導入して2年が経過しました。
    この間ほぼ全てのケースでマイクロスコープを用いた診療を心がけてきました。
    その結果、歯科医師としての治療技術の向上や患者さんにより分かりやすく伝えることができ今では日々の診療に欠かせないものとなりました。

    マイクロスコープを用いる事によりは肉眼での治療と比較して健全な歯を削る量が少なく感染源を正確に取り除くことができます。特に精密な根の治療(根管治療)、審美治療、また歯科用レーザーと併用することにより従来は抜歯していたような歯の保存が可能となりました。

     

    歯の治療でお困りの際は、どうぞにじいろ歯科医院までご相談ください。

     

    ***大泉学園駅 北口徒歩3分の歯医者
    にじいろ歯科医院
    〒178-0063 東京都練馬区東大泉1-33-14 エンゼルビル1F
    TEL:03-3922-2416

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